『愛、ロボット』

本SS(短編小説)は、2004年に執筆した未完の未公開作品です。

<1>

僕は目覚めた。

手術室のような雰囲気の部屋。

金属質の銀色の壁、床。

昆虫の複眼のような照明器具が、天井からぶら下がっている。

僕は上半身を起こした。

ぶかぶかのズボンと半そでシャツ。

服というよりも、白い厚手の布を粗雑に縫い合わせたものだ。

こんな服を着た覚えはない。

僕が寝ていたのも、ベットではない。

白い樹脂製の台に寝ていたのだ。

布団もシーツもない。

周囲には、見慣れぬ計測装置のようなものが設置されている。

ひっきりなしに、ランプが点滅を繰り返している。

「ここは・・いったい・・」

僕は確か、自分の部屋で、テレビを見ながら横になっていたはずだ。

その後眠ってしまったに違いないが・・

なぜ、いつの間にこんなところに?

僕は台から下りて、裸足で部屋の中を歩き回る。

ドアらしいものが見つからない。

四方、窓もドアもない壁である。

計測装置を注意深く観察すると、それは、僕の知らない言語圏のものであることもわかった。

『ごきげんよう、地球人。』

唐突に、部屋にこだまする女の声。

どこかにスピーカーがあるのだろう。

「誰だ!」

『我々は、スペルーマ人。地球より48億光年離れたスペル―マ星からやってきた。』

「僕をどうするつもりだ!」

『我々の奴隷として、一生働いてもらう。』

「げぇ・・」

『心配するな。人間の女よりも遥かに魅力的なエロロイドが、おまえの相手をする。』

「エ・・エロロイド?」

『エロロイドは、人間の男から精子を抜き取るための人型機械。言い換えれば、セックスマシーンだ。』

「ロボット相手にヤりまくれってか?」

『そう。逃げたいなどという愚かな考えは捨て、エロロイドたちと仲良くしろ。』

「くそぅ、ふざけやがって・・」

『今からドアを開けてやる。先に進め。』

僕の真正面の壁の一部が、シュッと音をたて下がる。

壁の一角に、人が通れるほどの開口部ができあがる。

なるほど。ドアが完全に壁と一体化しているのか。

開口部からは壁の向こう側が見えた。

部屋になっている。

ベットや、タンス、木の机、生活感のある家具が置いてある。

『次の部屋へ進め。そこがおまえの部屋になる。』

僕は仕方なく、四角い開口部をくぐって、となりの部屋へ移る。

穴をくぐるなり、今まで下がっていた壁がせり上がり、完全に穴が埋まる。

部屋は、マンションの一室と錯覚するほど、生活感があった。

フローリングの床。綺麗だ。

風呂、トイレもあった。

冷蔵庫はあるが、からっぽだ。

『どうだ。おまえたちの巣に似ているだろう。』

むっ。この部屋も、監視されているのか。

『おまえの仕事は、新型エロロイドの実戦試験だ。エロロイドと交尾し、イかせるのだ。イかせることで、新型機の弱点が洗い出され、より強力なエロロイドの開発が可能となる。』

「なぜ、そんなロボットを作るんだ。」

『地球を巨大な精子畑にするためだ。人間のオスにエロロイドを与え、常に交尾させる。これによって、我々の需要を満たすほどの精液が得られるのだ。』

「そんなこと、させるか。」

『おまえに何ができる。考えてみろ。』

「ザーメン星人だかなんだかしらんが、おまえらにやられるほど、僕たちはヤワじゃないぜ!!」

返事はない。

僕は室内を、なおも探索した。

この部屋にも窓がない。

真新しい白い壁。日本製の電化製品。空調機も完備。

僕は玄関口で足を止めた。

玄関?

この玄関は、外に通じているのか?

僕は鉄製の頑丈なドアを押した。

ドアの向こう側は、外の世界ではなかった。

延々と白い廊下が一本道で続いていた。

チリひとつない。

天井に等間隔で埋め込まれた、四角い照明器具が昼間のように周囲を照らしている。

左右の壁には無数のドアが、並んでいる。

それぞれの部屋に、新型のロボットが潜んでいるとでもいうのか?

一生かかって、このすべての部屋のロボットをイかせろというのか?

まさに、性奴隷である。

『左手の001号室に入れ。ドアの電磁ロックは、今、解除した。それ以外のドアに触れれば、火傷することになるぞ。』

僕は、左手のドアを確認すると、慎重にドアノブに触れた。

熱くない。

ガチャ。

僕はノブを回してドアを開けた。

僕は玄関に入った。

もっとも裸足なので、靴を脱ぐ必要もない。

僕は、静かにリビングルームに足を踏み入れる。

家具を除いては、間取り等僕の部屋とほぼ同じようだ。

リビングの真中にはダブルベットが備えてあった。

その上で女の子がうつぶせて、読書している。

女の子は僕に気づくと、ベットから下りた。

セミロングの少女。

女子高生なのか、半そでの白と紺のセーラー服。

ちょっと短めの紺色スカート。

ふわふわして、マシュマロのような生足が丸見えだ。

彼女はチョコンと起き上がると、ベットから離れた。

美味そうな獲物を見つけたような目つきで、僕に近づいてくる。

向かい合ってみると、相当な美形の少女だということが分かった。

年齢は多分、僕とさして変わらない。

本物の女子高生というよりは、女子高生風イメクラ嬢といった感じ。

心臓がバクバクし、体が緊張してしまう。

「わはっ!」

「や、やぁ。」

「私の型式はXF-86イメクラティス。まだ量産化されていない最新式よ。製造番号は008603。個体名は、めぐみ。」

「そうなんだ。僕はケンゾー。」

めぐみは腕組した。

「とりあえず、ご飯でも食べて、体力つけたら?」

「えっ、ご飯?」

意外な言葉に驚く僕。

「何食べたい?焼きそばでも作ってあげようか?」

ちょっと幼さの残る、鼻にかかった甘い声。

「いいの?」

めぐみはニコっと笑った。

「働く人には、しっかり食べてもらわないとね。今作るから、その辺で待ってて。ベットで寝ててもいいわよ!」

僕は、その辺に放置してあるチェック模様のクッションに腰を下ろした。

めぐみの後ろ姿を鑑賞する。

肩、腰、ふともも。かなり肉付きがいい。

エプロン姿になって、僕のほうを振り返る。

エプロンをつけても隠せない、2つの気持ちよさそうなふくらみ。

後ろからむぎゅって揉んだら、さぞかしイイだろうな。

楽しそうに、また、ニコっとした。

胸がギュ―っと押さえつけられる感覚に、意識が途切れそうになる。

・・・・しまった・・・・

どうやら僕は、彼女に萌えたようだ。

鼻歌まじりに、野菜を炒める彼女。

これが、スペルーマ人の作ったセックスマシーンなのか。

快楽奴隷になってもいいような気がするなあ。

10分もまたずに焼きそばはできた。

食卓につく僕。

「はーい、召し上がれ。オカワリも、いっぱいあるからね。」

僕は3皿たいらげた。エプロン姿のめぐみは何も食べない。

「ふー。」

「満足した?」

「うん、ご馳走様・・」

「お腹が落ち着いたら、しっかり働いてもらうからね。」

「なっ、働くって・・」

「あらぁ、とぼけないでよ。私の体でドピュドピュ出すの。出る分は全部出してもらうわ。出なくなったら休ませてあげる。」

「とにかく、出せと。」

「そういうこと。但し、ちゃーんと私を楽しませてくれないと、お駄賃あげないからね。」

「お駄賃・・」

「そ。私を楽しませてくれた分だけ、お駄賃を払うわ。あなたはそれを生活費にするの。」

「逆ソープみたいだな・・」

「ここでは、そういうルールなのよ。女は男から搾り、男は女に奉仕する。女は楽しんだ分だけ、男にお金を払うの。」

「イかされてばかりだと、貧乏暮らしということか・・。」

「貧乏どころか、水も飲めずに死んじゃうかもね。」

「ぎょっ・・」

「まあ最初は、強いロボットを相手にしないほうがいいわね。快感の虜になって、膣からおちん○○抜けなくなっちゃうからね。」

「そんなにすごいのか。」

「すごいのなんのって、もう。エヘ、念のため言っておくと、私だって、エロロイドですからね。」

「じゃあ、君もすごいわけだ?」

「もう目がハートマークになっちゃうわよ?エヘへへ。それはそれで、私はいいよ。一人より二人で生活したほうが楽しいしね。」

「いやまて、まだそういう状況じゃないし。」

とはいえ・・こんなイイ子と一緒に暮らすのも悪くない。

確かに、ロボットなのかもしれないけど、これほど人間そっくりなのだから・・

「そういう状況にしてあげるわ。エヘッ・・」

めぐみは色っぽい目で僕を見た。

すでに僕の下半身は半立ち状態だ。

「さ、もう休んだでしょ。ベットで待ってて。ここ片付けたら仕事しましょ。」

5分後、ダブルベットの上で彼女を待っていた。

めぐみちゃん、可愛いな・・

一緒に暮らしたい・・

いや、まて、宇宙人の野望を世に知らせなければ、この地球は破滅する!

少なくとも、ロボットに搾られる男で埋め尽くされるぞ。

ベットの上で仰向けになり、大の字になって色々妄想する僕。

突然、美少女の顔がアップで、目前に現れる。

「うぉっ。」

「早速だけど、精液、抜いてあげる。」

僕はむくっと上半身を起こした。

僕の周囲に漂う、バラに似た香り。

「脱いで。」

「はい・・」

僕は言われるままに、ズボンとシャツを脱ぎ捨てた。

「ねえ、まずね、おちん○○しゃぶるわね。」

めぐみは、僕の肩を抱くとムチュっとディープキスをしてくる。

レロ、レロ、チューッ!ムチュゥゥ・・

強弱つけて吸ったかと思えば、舌を暴れさせ、僕の口内を舐めまくる。

心地よいおっぱいの感触が、次第に強くなっていく。

僕の胸板に、膨らみが吸い付いて、乳首同士が触りあう。

と同時に、背中に両手がまわり、激しく愛撫してくる。

彼女は、おっぱいで僕の胸を、両手の愛撫で僕の背中を責めてきた!

何も考えられなくなり、体が弄ばれるままになる。

しばらくなすがままになった後、彼女は責めを止める。

「エヘッ、いっぱい可愛がってあげる。あなたも私のこと、いっぱい愛してね。さあ、横になって。」

僕はあお向けになって、マタをがばっと開いた。

天井に向かってそびえる赤銅色の淫棒。

「ああん♪もう出したいよ〜って感じよネ♪エヘ、すぐイかせてあげるから、待っててね。」

めぐみは、肉棒にそう語りかけたかと思うと、僕の股間に覆い被さる。

右手で棹の根っこ、左手で玉袋を撫でたかと思うと、肉棒をぱくっと口に含んだ。

「あああっ!!!」

暖かく、ぬめぬめする口内の感触が、肉棒を襲った。

鈴口にぴたりとあてがわれる、彼女の舌。

舌のザラザラが、容赦なく先っちょを責めてきた!

と同時に、下品な音をたて、めぐみの頭が前後に動く。

めぐみは、うっとりしたように目を細めた。

頬をしぼめて、舌、唇、口内で激しく亀頭を責めたてる。

「むひふぅ、はぐっ・・!!」

しかも、頻繁にチュウチュウ吸って、射精を催促してくる。

限りなく甘く、優しく、心地いい、このフェラチオの快楽。

チュグ、ジュブ、ジュブ、ジュブ・・

こ、これはもたない!!

彼女が左手で玉袋をくすぐり始めたとき。

僕の下半身は射精の誘惑に負けてしまった。

「んぬくぅ!!いくぅっ!!」

僕の声を合図に、彼女の前後運動がぴたりと止まった。

胸の内にたまっていた空気の塊を、僕は一気に吐き出す。

と、精液は勢いよく亀頭へおしあげられ、その先端から濁流となってほとばしる。

ビュル!!ビュクゥゥ!!ドクッ!!

「あ!!・・あ!・・ああ!!・・」

鈴口から舌が離れた。

彼女は、嬉しそうな表情で、ごくごく喉を動かし精子を飲んだ。

「はぁはぁ・・」

めぐみがとても、可愛らしく見える。

いけない、こんなこと繰り返されたら、本当に好きになってしまう・・

僕のペニスは、剛直の度をかえって増している。

めぐみは、僕のペニスを口から抜くと、今度は丹念に先っちょを舐め始めた。

レロレロ、レロレロ・・

舐めつつ、ついばむように、唇でキス。

チュッ、チュッ・・

「エヘ、またイかせてあげるわ♪」

めぐみは、カリ首をじれったく責めつつ、右手で棹をしごき始める。

キュッ、キュッと右手で握りながら、左手の指でも玉を責める。

シコシコ、シコシコ・・

しごいてくれるめぐみが可愛くてたまらない。

めぐみを見つめながら、棹とカリに加えられる快感に溺れる僕。

こんなに気持ちイイことが、この世にあるなんて・・

完全に、イかされるままになっている。

「はぁぁぁ・・いいよぉ・・んくっ!!」

真っ白な頭の中に、急に快楽の稲妻が走る。

気づくのが遅すぎた。

すでに我慢できなほど射精欲求は強くなっている。

もう、漏れそうだ!

「ま、また出るよぉっ!」

シコシコ!シコシコ!

右手が早くなり、舌も重点的に鈴口を責めたてる。

一瞬、魂が抜けるように体が軽くなる。

「ああっ!!!」

イク瞬間、彼女はぱくっとペニスをくわえる。

ドクッ!!ドクッ!!ドクドク・・

す、すごい気持ちいい。

おいしそうに精子を飲むめぐみ。

飲み終わると、ペニスを吐き出した。

ペニスはまだまだ硬い。

「エヘへへ、とっても濃いね。君の精子。」

「ぜぇぜぇ・・」

「今度は私のお腹に、注ぎ込んでみない?」

「お、おう・・」

「エヘ、これでチェリーボーイともサヨナラよね。」

「なんで僕が初めてだってことを・・」

「イクの早いから、すぐ分かっちゃうわよ。」

「えっ、そんなぁ・・」

「もっと早く出るように調教してあげる♪エヘ、徹底的に調教されると、キスされただけでイクようになっちゃうのよ。」

「いやだよぉ。」

「だって、精子を搾るほうとしては、すぐ出してもらったほうが楽でしょ?」

「そんなの、人間じゃないよお。」

「あーら、人間じゃなくなったほうが、気持ちいいのよ。エヘッ♪私とおまん○して、人間じゃなくなろうよ♪」

「だめぇぇぇ〜・・」

僕は腰をひいて逃げようとするが、かなわない。

彼女の右手が、がっちりと僕の欲棒を握っているのだ。

「さ、大人しく私の膣でイきなさい。」

彼女は僕の腰に跨り、素早く左手で紺色のスカートを捲り上げた。

濃密なメスの匂いが、もわっと僕の周囲に広がる。

彼女の股間にはパンティも毛もなく、ピンク色の割れ目が丸見えに。

しかも、早く肉棒が欲しいといわんばかりに、すでに透明な汁を滴らせている。

全身の力が抜け、もう逃げ出す気力がない。

すっと彼女が腰を下ろすと、何の予告もなく、僕のペニスが挿入された。

入れるとただちに、めぐみはスカートを放す。

勢いよく、膣内に導かれる僕の剛直。

あまりにも唐突な童貞の喪失。

彼女は腰を激しく上下に振り始める。

すごい・・女子高生プレイだ・・

欲望にたえきれず、僕は、両手を伸ばして、スカートの上から彼女の太ももを撫でる。

「アッ、アッ、硬いおちんち○、大すきよ♪君も、私の膣、好きになってね♪」

彼女の膣壁にはヒダヒダがびっしりとあり、不均一な長さと固さをもっていた。

彼女の腰が上下するたびに、そのヒダヒダが複雑なパターンでペニスを撫でまわす。

さらに、不規則な周期で収縮する膣が、早く早くと、ペニスにせがむのだ。

「えええい、もうたまらん!!」

イきたくて、イきたくてしょうがない。

僕は自分からも腰を振って積極的に射精する。

めぐみの腰に両手をあてると、軽い喘ぎ声をあげるめぐみの胎内に思い切り射精する。

ドブウッ、ドピューーーッ!!

「あはぁん。まだまだ・・もっともっと・・枯れはてるまで私でよがってね♪」

子宮に注がれつつも、彼女は腰ふりを止めない。

僕のペニスは、射精により一瞬萎えるがすぐに硬さを取り戻す・・



「はぁはぁ、もっともっとしたいよぉ。」

「いいわよ。好きなだけ使って、私の体。」

僕はうつぶせのめぐみに、覆い被さった。

「めぐちゃん、ゴメン、また入れさせてね・・」

「エヘッ、まん○中毒にしてあげるね♪」

「だめだよ、そんなの。」

そういいながら、僕は上からめぐみに覆い被さる。

制服ごしに、存分におっぱいを愛撫する。

彼女はそれに答えるように、僕の肩を優しく抱く。

「27対0ね。」

「え、何?」

「君が27回イって、私は一度もイってないの。」

しまった!!

彼女をイかせなければ、僕は生活費がもらえないのだ!

甘い誘惑に身を任せすぎて、こんな大切なことも忘れていた。

「ゴメン、ゴメンね!つい、夢中になって・・」

「エヘ、いいよ。もう。」

「ゴメン、ごめんなさい、許して・・」 「初めてなんだから、無理だよ。私をイかせるなんて。いいよ、今日はサービスして、晩御飯もしっかり作ってあげる。」

「あぁ、ありがとう。嬉しいよ。めぐみちゃん、大好きだよぉ〜」

めぐみは、僕から目をそらした。

「優しすぎるのよね、私って。一番の欠点は、そこなのよ。」

「優しいことが欠点だなんて、あり得ないよ。君は最高だよ・・」

「私たちXF-86タイプは、男の子に愛してもらうように、優しくできてるのよ。男の子にいっぱい愛してもらって、いっぱい精子を出してもらうようにね。好きな人とのエッチは気持ちイイから、癖になっちゃうしね。エヘへへ・・」

「君のためなら、いくらでも出すよ。」

そういって、僕はしばらく彼女とキスを楽しむ。

「あなたがこの部屋に来てから、まだ3時間もたっていないのよ。でも、もうこんなに仲良しになっちゃったね。」

「人間の女より、今は君のほうがいいよ。」

「そう。本物の女の子より、私たちのほうが、ずっといいのよ。だって、私たちは、あなたたちが望むようにできてるから。」

「うん・・」 「好きなだけ、甘えていいのよ。」

すごい、なんて危険な相手なんだ。

しかし、危険であることが分かっても、もうすべてが手遅れ。

愛欲の泥沼で、僕は溺死してしまったのだ。

僕はもう、めぐみのそばを離れたくない。

それから僕は、精子が尽き、腰が動かなくなるまで、めぐみの胎内で放った。



「おはよ。」

僕は、愛しい人の声で目覚めた。

「朝だぞ〜」

「んっ・・」

僕は寝返りをうつ。

目を開くと、そばで、パジャマ姿のめぐみが微笑んでいる。

チュッ。

優しいぬくもりが、突然、僕の唇を襲う。

息を吸うと、甘い香りが鼻腔を刺激する。

僕が寝ている間、ずっと添い寝してくれていたのだろうか。

僕には恋人などいなかったけど、もしいても、捨ててめぐみを恋人としたに違いない。

「ねーぇ、今日は、どうするの。」

「どうって・・?」

「私を抱いてくれるの?それとも、他の子とエッチするの?」

他の子とエッチ・・?

一瞬、いかがわしい妄想が脳裏をよぎる。

いかんいかん。

「何言い出すんだ。僕にはめぐちゃんしかいないんだよぉ。1日中めぐを抱くに決まってるだろ。」

「エヘ、嬉しいなあ・・」

僕は、めぐみの上にのしかかる。

「めぐ!!はぁはぁ・・!!ま○こさせて!」

「あん、ちょ、ちょっとストップぅ。」

「なんだよぉ、めぐ・・」

すっかり彼女に発情している僕。

彼女はそんな僕をみかねて、落ち着かせるように背中を撫でまわす。

「実はね、向かいの部屋に、童貞陵辱用新型機が配属されたの。私と比べるとかなりトーンダウンされてるらしいから、その子を相手に経験を積むのもいいって、言われたのよ・・」

誰から言われたんだよ。

「トーンダウン・・要するに、お子様向けエロロイドってことか?」

「私も詳しく分からないんだけど、童貞向けらしいわ。」

くそ〜、童貞、童貞って、なんか悔しいなあ。

ひょっとして、散々エッチしたつもりでも、ロボット相手だから、僕っていまだ童貞扱いなのか??

「私は童貞向けじゃなくて、成人向けだからかなり度が強いの。君だって、すぐ堕ちちゃったしね。」

「君が優しくて、とっても可愛いからだよ。」

「エヘ、そこが、度の強いところなのよ。」

「・・他の子ねぇ。はっきりいうけど、好きな子いるから、他の子ってのは抵抗あるな。」

「君がエッチ上手になるなら、それもいいかなって気がするけど・・でも、なーんか、浮気されるの、やなの・・こういうのって、ひょっとして、情っていうのかな。」

その言葉にぐっときた僕は、おっぱい愛撫とディープキスを繰り返してしまう。

舌が疲れて、僕は唇を離した。

「エヘ、おいしいね。やっぱり、浮気して欲しくないよぉ。絶対、しないで。」

「うん、決めた!今日はいっぱいめぐに出すぞ!!」

「わーい♪」

ぐははは、この子の気持ちいい体は、全部僕のものだぁぁぁ!!

再びおっぱいを鷲づかみにしようとした途端!

目の前が真っ白になった!

激しい衝撃が全身に走る!

気がつくと僕は、一人、全裸でベットに眠っていた。

がばっと起き上がる。

「め、めぐみ!!」

叫んでも答える者はいない。 ベットから離れ、ふらふら歩き出す。

ここは、スペルーマ人に与えられた「僕の部屋」だ。

そうだ、玄関を開ければ、すぐめぐみの部屋にいける!

僕は玄関に突っ走り、扉を開けた!

・・・・僕は唖然とした。

一本道の廊下。

玄関を出れば、すぐ左手の001号室があるはず。

しかし、ドアがないのだ。

まるで、急に改装工事でもされたかのように、綺麗さっぱりドアがなくなっている。

「そんな、酷い・・」

僕は、ドアのあった場所に手をあてる。

「めぐみ・・」

『おまえは、XF-86プロトタイプの高性能を証明した。敵意ある人間を、わずか3時間で恋人にできるほどの性能をな。』

天井のどこかにあるスピーカーから、女の声が投げかけられる。

「めぐみをどこへやった!!」

『そう怒るな。私は単に、ドアを非表示状態にしただけだ。めぐみは、部屋でおまえを待っている。』

「無事なんだな!?」

『貴重な試験機を傷つけるほど、我々は愚かではない。』

「そうか。彼女が無事なら、それでいい。」

『XF-86に会いたければ、もう一働きすることだ。』

「もう一働きだと。いいだろう。」

『今度のおまえの相手は、XFJ-1。童貞陵辱用に開発された強襲機だ。』

つ、強そうだな。

大型輸送機から投下可能な空挺隊仕様・・とか?

・・ってか、めぐみが言ってたヤツか?

「そいつをイかせれば、めぐみと会わせてくれるんだな。」

『そうだ。分かったら、002号室に入れ。ドアはおまえの後ろだ。』

僕は後ろを振り返る。

002号室は、001号室に向かいだった。

童貞陵辱用か・・

誰であろうと、イかせてみせるぜ!!

僕は思い切って、ノブを掴むと、002号室のドアを開け放つ。

「うぉりゃあ!」

玄関に入り、ずかずかとリビングに侵入する。

部屋の一角に無数のクッションが敷き詰められており、そこに、アニメから抜け出たような愛らしい少女が座っていた。

「こんにちは。めぐぴんの恋人さん。」

少女は、ちょっとハスキーな色っぽい声。

かはっ!!この子も可愛い・・

「あたしは、XFJ-1チェリーイーターよ。対象年齢は○2才〜35才。オタクのチェリー君を夢中にさせるのが、私たちの仕事。個体名は、うふ、ナナっていうの。」

「僕は、ケンゾー。」

女の子は笑った。

「知ってるよ。めぐぴんにイかされまくった童貞さんだもん。」

「君、すごい格好だね・・」

「見て見て?結構クるでしょ?」

この子は、オレンジのミニスカートに、セーラー服を模したレオタードを身につけている。

腰まで伸びた艶のある髪。

赤いリボンを頭の後ろで結び、額には金のティアラをつけている。

ひじまで覆う長く白い手袋。

オレンジ色のハイヒール。

さすがオタク用。コスプレ系である。

年齢的には、めぐみより、1、2才年下のようだ。

バストこそ、めぐみほどないものの、腰つきや太ももは、極めて魅惑的だ。

特に太もも。僕の目は、彼女の太ももの虜となった。

「あは。やっぱりググッとクるのね。勃っちゃった。」

僕は慌てて下半身を見る。

肉棒が、はちきれんばかりに勃っている。

「めぐぴんだけが、女の子じゃないのよ。」

「や、やめてくれ、これは拷問だよ。」

まつげが長いせいか、彼女の顔立ちはフランス人形のような印象を与える。

こんなアイドルがいたら、写真集はバカ売れだろうな・・

「拷問だなんて、そんな酷いことしないよ。」

「で、でも、好きな人がいるのに、他の子とやるなんて・・」

それも、こんなとびっきり可愛い子と・・

「私のことも、めぐぴんのことも、愛せばいいじゃない。ね?」

「どうしていいか、分からないよ・・」

「簡単よ。あたしとエッチすればいいの。ズコズコしてお腹に出せば、何もかも解決よ。」

「えっ・・」

「さ、気持ちいいことしよ?」

ナナはちょこんとクッションに座りなおすと、M字に脚を立てる。

ミニスカートを捲り上げ、晒された性器を右手で広げてみせる。

「もー膣の中ベトベト。早く硬くてでっかいのいれてよぉ。」

僕はふらふらと、彼女に近づくと、クッション2つにまたがって腰かける。

イチモツを自分で握る。

「挿入していいのよ。あなたのこと、好きになってあげるから。」

だめだ・・入れちゃ・・

入れれば猿のように腰を振って、精子を抜き尽くされる・・

心の奥底から、そんな声がきこえた。

そうだ、まん○の誘惑にまけてはだめだ。

どこか、別のところですっきりして、煩悩を振り払わないと。

僕は、彼女の性器でなく、魅力的な太ももに肉棒をこすりつけた。

「あはっ、そういうエッチがいいんだ?」

「う、うん・・」

「素股、したい?」

「うん・・」

「横になって。好きなだけ、あたしのあんよでイかせてあげる。」

「君も、脱ぐんだよ。」

僕はダブダブのズボンとシャツを脱ぎ捨てた。

下着はない。素っ裸で、金玉を隠すようにしてベットに座る。

ボタンを外しただけで、彼女はそれ以上脱がない。

紺色のスカートをめくりあげた。

そこにはパンティがなかった。

ふっくらした下腹部。

うぶ毛が、性器を飾っている。

偽りの純潔さを誇示する性器。

どす黒い色がない。綺麗なピンク色の花びら。

しっとりと濡れている。

「外に、出さないでね。中に出してもらわないと、精子貯蔵タンクに精子を転送できないのよ。」

「あ、あの、奥深いところで、イっちゃっていいの?」

「うん。子宮に一杯出していいから。」

心臓がドクドクいいっぱなしだ。死んでしまいそう。

ああ、これで童貞を捨てるんだ・・

「横になって。私が上から犯してあげる。」

「前戯とか、いいの・・?」

「私たちは、必要なときはすぐ濡れるようになってるの。大丈夫。中はもうヌルヌルだから・・」

僕はベットに横たわる。

膨れ上がった肉の塔が、天井を指していた。

彼女は何も言わず、僕の腰にまたがる。

そのままペニスを掴み、陰唇にあてがう。

「君のほうこそ、前戯いいの?イきたい気持ち、育ててあげるよ。」

「そのまま、入れていいよ。」

「エヘ、君の初めて。もらうからね・・」

腰を少し浮かせ、次第に腰を下ろしていく。

肉棒はゆっくりと、肉の筒の中に押し込まれていく。

優しすぎる暖かな感触が、僕の肉棒を、先端からゆっくりと支配していく。

「んくぅ・・」

母性的なものに包まれていく幸福感。

「私の膣は、ラブメーカーMkV、少女膣のハイエンドモデルなの。5回もイけば、もう人間の女の子の膣じゃ・・」

膣の中は、びっしりとヒダヒダで埋まっており、長短不ぞろいなそれらは、独立して微振動を繰り返す。

僕は、膣壁の与えてくる快楽に、次第に耐えられなくなっていく。

ゆっくり、ゆっくりと奥へ進む中、甘いため息を殺して、神経を集中した。

さらに、子宮口付近には、人間の舌そっくりの器官が2つついていた。

最深部まで挿入されたペニスを、この器官で舐め、射精を促すのだ。

奥までペニスをくわえ込むと、彼女は僕に覆い被さる。

僕はどうしていいか分からず、彼女の肩を抱く。

彼女は僕に唇を近づけると、チュ、と右の頬にキスした。

と、軽く、彼女の腰が前後に一往復。

たったそれだけで、僕は射精した。

「んくぅっ!!」

ドビュー――ッ!!ビュゥ!!

僕の頬をチロチロなめつつ、もうニ往復。

「はぁぁぁっ!!」

射精が収まる前に、次の射精が始ってしまう!

ドォクゥッ!!ビュル!!ビュッ!!

継続的に、彼女は腰を振った。

数往復おきに、僕は耐えられず射精する。

ドクゥ!!ビュッ!!ピュ・・

完全に射精し終わる前に、次の射精が始まるため、射精の回数が分からない。

しかし・・この快楽は凄まじい!

「はわわ・・」

イきながら、イかされる。

僕はいつの間にか、はだけた彼女のブラウスを弄っておねだりしていた。

だが、腰をふろうにも、快楽に爛れて下半身の自由が効かない。

「うふふ、これで君、晴れて私の肉奴隷ね。」


ソンム製作所のホームページはこちら