『いもうとのために』
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本SS(短編小説)は、2011年から2015年ごろまでwisper様に掲載されていた作品です。
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「下りていったみたいだね。」
「お母さん、早く結ばれちゃいなさいって顔してたよ?」
「えっ!?そ、そう、かな・・」
「うん。早く結婚しちゃいなさいって、顔に書いてあった。」
「で、でもさぁ、俺たち兄妹なんだよ。血は繋がってないにしても、こんなことしてるの見つかったら普通は・・・」
「普通は?」
「普通の感覚してたら、怒鳴りつけるだろ?おまえたち何やってんだって。」
「愛し合って何が悪いの。好きな人に身体を捧げてるところなのに。怒られるほうがおかしいよ。」
「まだ会ったばっかりなんだよね?」
「だからなんなの?お兄さんだって私のこと欲しがってるんでしょ?ほらぁ。」
おっぱいを掴んでいた俺の両手をメグミが握りしめてきた。
「お兄ちゃん・・・だいすきでしょ?私のからだ・・・」
メグミの吐息が分かるくらい近い距離。
静かに目をつぶる新しい妹。
俺は口付けした。
水音を立てながら、少女の口内を舐めまわす。
一旦メグミの目は開くものの、夢中なって楽しむ俺の姿を見て、満足そうに目を細めた。
メグミの手が俺の股間に伸びた。
すっかり膨らんでいる肉棒を、綿パンの上から擦ってくる。
「んっ!?」
思わずうめいてしまう。
手のひらの優しい愛撫にもかかわらず、股間に塗りたくられる快楽は深く甘い。
「ん!んんっ!?んんっ・・!!」
メグミは唇を離して、口元に余裕を浮かべた。
「そろそろセックスしたくなったでしょ?」
なんて答えればいいんだ?
熱い雫を分泌するペニスは、この美少女の膣に入りたがって猛っている。
「お願いお兄ちゃん。中出しして。この身体をお兄ちゃんだけのものにして。」
「・・・」
「他の男の人に汚されたくない。お兄ちゃんにだけ、抱いてほしい。お願い。一目惚れした人と結ばれたいのっ。お願いよ。お願いだから。」
切実な瞳のふちからは、今にも涙がこぼれそうだ。
「俺を、選んでくれるんだね。」
「あなたの伴侶としてずっと尽くします・・・誓うから、だから・・・」
その申し出を拒否することはできなかった。
彼女の言葉は、俺の胸を貫き、心も理性も何もかもを砕いてしまうようだ。
「ねぇ、今の思いを確かなものにしたいの。二人の身体を永遠に結びつけたい。契りを交わしたいの・・・」
メグミは俺のベルトを緩めると、ズボンとトランクスをズリ下ろした。
何の迷いも恥じらいもなく、手際よく。
しかし、理性を砕かれた俺は、彼女の言動のちぐはぐさに気づくことができない。
「うわあ。反り返っちゃって。エッチなおちん○さん。ふふふふっ・・・」
彼女は言いながら、自らミニスカートをめくり、水色と白の縞パンティに指をかけた。
「子宮に臭いがつくくらい、いっぱい精液出していいからね。」
彼女は一息にパンティを下ろしてみせる。
「さぁて、おまん○の穴はどこでしょう?うふふふっ。」
女性器を隠すように生えた、縦筋状の陰毛。
「童貞お兄ちゃんは、気持ちいい穴がどこか分かりますか〜?」
「んん、わかるよぉ・・・」
「えへへへ、セックスしたくてもぉ、膣の穴がどこかわからないんじゃ、オナニーで我慢するしかないんだよねー?ふふふふっ。」
メグミはくすくす、くすくすと笑いが止まらない。
そんなに愉快なのか。
童貞の俺をからかうのが。
でもなぜ、俺が童貞であることを?
「オナニーは冗談だけど、子宮突く前にイっちゃだめだからね?」
俺はメグミの陰毛に指を突っ込んで、割れ目の位置を探り当てた。
「あんっ・・・」
敏感な花びらをまさぐられて、メグミは鼻にかかった声をもらした。
「おにいちゃんのおちん○、早く欲しいよ・・・」
彼女の白く細い右手が、俺の股間に猛り狂う男根に添えられる。
「お兄ちゃんのが欲しいから、メグが入れてあげる。奥に入るまで我慢してね。」
「うん・・・」
「奥まで来たら、おちんち○がオッキしなくなるくらい射精していいよ。私のお腹、大きくして欲しいの。赤ちゃんの素で私を孕ませて。ね・・」
メグミはめしべに指を忍び込ませて膣口を押し広げる。
「ほおら、ここに♪とっても気持ちいいから我慢するんだよぉ♪」
言い終わるが早いか、メグミは自分の腰を前に進め、女性器で亀頭を呑み込んでくる。
亀頭が膣口に収まる。
温かくヌメヌメとした膣内の感触に、俺の性欲はかつてないほどに昂ぶった。
「ううううっ!」
膣は異物の侵入を感知すると、ギュギュっと締まった。
膣襞が亀頭や竿を擦れ、快楽は急激に高まってしまう。
「んふっ♪すごいでしょう?」
「うっ!ううっ!?う、うっ!」
「お兄ちゃん、入れただけでイキそうになっちゃったの?可愛い子のおまん○に挿入して、興奮しちゃってるのかな?すっごく感じてるみたいね。」
「く、くぅ、く、あ!あ、はあっ!は、は、はぁ、くうううう・・・!」
「あははっ、イっちゃう?もうイっちゃうの?アハハハ、イッちゃうんだぁ?せっかくの筆卸なんだからゆっくり楽しめばいいのに。ま、いっか。イきたいならイかせてあげてもいいんだよ?」
メグミは俺の腰に両腕を回して、グッと腰を突いた。
膣はさらに締まり、膣襞と爆発寸前のペニスが長いストロークで擦れあう。
とどめには十分すぎるほどのじんわりとした快楽が、括約筋の弛緩を促し、精液を尿道に導く。
「ん!ん!んんんん!!」
不定形の白濁液が鈴口から噴き出す瞬間、メグミの子宮口に亀頭が擦りつけられる。
「あはん♪イイとこについたね?」
頭が真っ白になるほど濃い快感で、全身がびくっと震える。
ドッピュンドッピュンと、噴水のように飛び出す欲望の奔流は子宮口から流れ込み、子宮を甘く満たしていく。
「あはっ♪おにいちゃんの熱い愛、赤ちゃんの部屋に受け止めちゃった。嬉しいっ・・・☆」
頬を赤くするメグミが愛しくて、抱きしめながら強引に唇を奪った。
彼女は俺を強く抱き返して、ゆっくりと腰を振り始める。
と、纏わりつくような中毒性の高い快感が亀頭を侵し始めた。
あまりの気持ちよさに、キスの最中悶えてしまった。
メグミはキスを止めて、哀れな獲物を見るような目で俺を見てくる。
「いかがかしら。あたしのあそこ。一度覚えたら奴隷になるしかないのよ。すごく気持ちいいでしょ?」
子宮口直前の膣壁には、モコモコしてベトベトな突起がびっしりと生えて、子宮口を突こうとするペニスを徹底的にくすぐって来るのだ。
浅いストロークでメグミに数回突かれるだけで、精液を注ぎたくて我慢できなくなる。
「う、ううっ、すご、すごいっ!!」
下半身に突き刺さる淫ら過ぎる快楽に誘われ、俺は腰を浅く振ってしまう。
「一番奥をコンコン突くだけで、袋がからっぽいになるくらい射精できるの。どんどん突いて気持ちよく射精しなさい。イけばイくほど、逆らえなくなるわよ。」
「う!あ!いぃぃっ!ま、またイクッ!!」
「おまん○で中出ししたい?射精したいの?」
「うん、したい、お願い・・・このまま・・・」
「素直ね。いい子。さ、また子宮に注ぎなさい。」
命令されなくても、もう我慢できない。
この膣内の造りは、ペニスを悦ばせて射精に導くことに長けている。
機械のような確実さで、一瞬の隙もなく男性器を責めてくる。
俺は、こんなに強い快楽を体験したことはなかった。
亀頭は子宮口で生まれる快楽を、竿は膣襞と擦れる快楽を、それぞれ脳髄に伝達する器官に成り下がった。
「うっ!!」
ビュクッ!ドビュッ!
俺の愛液が勢いよく飛んで、子宮壁を叩く。
ビュルッ!ビュッ!ドビュッ!
どろどろの白濁液が断続的に子宮に注がれる。
子供を宿す小部屋の壁の一転をべったりと白く汚し、部屋の中で広がっていく。
「んっ♪あはっ!出た出た♪おまえのスケベなザーメン。たっぷり出てるぞ?いいだろ?最高だろ?」
「最高だよ・・・」
射精に構わず、俺とメグミの腰は微振動を続ける。
夢うつつの俺。
ふと、メグミと目をあわすと、彼女の目がワインレッドに見えた。
バカな。
口からはチロチロと蛇のような舌が伸びている。
おかしいのは俺の頭か、それとも現実なのか。
「ありがたく思え。おまえを飼ってやるからな、傍にいてやる。その代わり、おまえはすべてを捧げるんだ。私の奴隷になるんだ。」
「・・・う・・・ああ、気持ちいい・・・」
「奴隷になれ。もっともっといいことをしてやる。ずっと、楽しませてやるぞ。」
「はぁっ、はぁっ・・・分かった、奴隷、なる・・・」
「ふふっ・・・では、交渉成立だ。」
パコパコとメグミは腰を揺するスピードをあげた。
と同時に、子宮口の突起たちが自らウネウネと動き、亀頭を責めたてる。
「す、すごぉいっ!く、く、くぅぅ・・・!」
膣と突起は意思を持った生き物のように、締め上げ、擦り、くすぐって射精に誘ってくる。
股間に広がる射精欲求は、メグミの子宮口で暴発した。
また・・・また中出ししてしまう・・・
どくっ!
「やんっ!?」
メグミに対してできる唯一の攻撃は、子宮内に精液を注ぐこと。
ビュクッ!
「あっ、あっ!」
しかし、こうして攻撃しても、お互いの満足感や情を高めるだけだ。
何も解決できない。
ドピュッ!ドッピュン!
甘く鋭いけど、無意味な快楽が全身をしびれさせるだけだ。
痺れすぎて、一瞬目の前が真っ白になる。
「あんっ♪もう、ずいぶんといっぱい出したな。今のは気持ちよかっただろう。白目をむいて危うく失神しかけてたぞ?」
メグミは腰を止めない。
俺も体力を切らしているのに、膣奥の快楽が欲しくて子宮口をガンガン亀頭で突く。
「はぁっ、はぁっ、ぜーぜー・・・」
何回射精したんだろう?
命そのものが搾られたように、重すぎる疲労感が残る。
でも、もっと中出ししたい。
にやりと笑うメグミ。
その目は赤く輝いて、爬虫類の瞳になっていた。
人間じゃない。
それが分かっても、膣が気持ちよすぎて離れられない。
ずっと中出ししていたい。
殺されてもいい。
メグミを抱いていられるなら・・・
「あたしはサッキュバスのメグ、あたしとお母様はサッキュバスだ。」
「・・・・」
「この膣の心地よさ、絶品だろ?これがサッキュバスの膣だよ。」
「気持ちいい・・・」
「そうさ。良すぎて逆らえないだろう。おまえはもうあたしの虜だよ。」
「うん、それでいい・・・」
「んふふふっ、あたしはおまえが欲しくてここに来た。建前は、まあ、聞け。膣を突きながら、な?」
メグの膣奥の突起の心地よさがたまらず、ズンズンとしつこく突く。
相手がサッキュバスだと分かっているのに、この娘の膣が欲しくて仕方がない。
「んっ!」
「また出るのか?いいぞ。好きなだけ出せ。何度でも中出ししていいぞ。これはおまえの権利だ。この身体を好きなだけ楽しんでいい。」
「うん・・」
メグの言葉に甘えて、我慢せず子宮めがけて射精する。
サッキュバスはびくっと震えた。
「あっ、はぁ、いいっ・・・♪・・・はぁ♪ああん♪・・・ふぅ・・・はぁ。おまえの精液・・・」
少し呼吸を整えるメグ。
「悪いが、サトミとは別れてもらう。おまえとサトミの間に産まれる子供は、将来、我が一族の仇になる。だから、おまえはあたしと子供作るんだ。」
「分かった・・・」
「さっき奴隷と言ったけど、奴隷というのは建前なんだ、だから心配しなくていい。人間で言えば同棲のことなんだ。」
乱れたミニスカートの腰がキュッキュと前後して、再び射精を促してくる。
「うっうっ・・・う、う、そんなに動かされたら!うううっ!」
子宮口周辺に生えた大量の突起が、触手のように伸びて亀頭を舐めまわす。
それに加えて、腰の前後運動が快楽を数倍に高めてくるのだ。
数回ミニスカートが揺れただけで鈴口はバクリと開き、妊娠エキスをだらしなく漏らす。
漏れたエキスは一滴残らず子宮内に注がれる。
「あっ・・・♪また、おまえの種が流れ込んできた♪ふふふっ・・・」
「う、う、ううう、いいっ、これ、気持ちよすぎる!」
「最高だろう?人間の女より、サッキュバスのほうがずっといいんだ。」
「・・・メグミの奴隷にして・・・あふ、あふ、あうふふふ・・・」
「うふふふっ。どうした、死にそうな顔でおねだりして。精気を吸われすぎて死にそうになってるのか?」
「あふ、あふう、もっと、もっとおおお・・・」
「そんなにセックスしたいのかぁ?仕方ないやつだな。うふふ、でも今日はこれでおしまいだ。」
メグミは腰を引く。
ペニスが引き抜かれた途端、膣と竿の隙間からドボドボと精が漏れて床に滴った。
メグミの目と舌はいつの間にかヒトのそれに戻っている。
「すごいいっぱい出たね、お兄ちゃん。メグミのこと、大好きになったでしょ?」
「うん。」
「じゃあ、言うこと聞いて。サトミと別れるの。」
「分かった、別れる。」
「あいつにメール送って、あさって呼び出してね。それでぇ私の前で振るの。いいわね。」
「うん、分かった。」
「私のために。」
「メグミちゃんのために。」
「お兄ちゃんいい子♪」
「うん。俺いい子。」
「いうこと、なんでも聞くのよ。」
「いうこと、なんでも聞くよ。」
「いい子にはいっぱい気持ちいいご褒美してあげるからね。」
「うん、俺、いい子になる。」
「サトミと別れたら、今度はメグミをいっぱい孕ませてもらうね。一日に何回も中出ししてもらうから。」
「うん。孕ませる。」
「この街も、この世界も。お兄ちゃんと私の子供で埋め尽くしちゃおうね。」
「うん、埋め尽くす。子供、作る。」
「ふふふふっ♪この人、すっごくいい!」
メグミは、俺の力ない抱擁から抜け出し、背後に回った。
僅かに残った生命力を振り絞ってゆっくり振り返る。
ドアが開いていて、新しいかあさんがこちらを見ていた。
「契りは終わったみたいね。」
「うん。今日の分は全部吸い取ったから。もういいわ。」
「あらあらカツヒコ兄さん。大事なところがすっかり見えてますよ?」
「うふ、すっかり骨抜きだからね。でも、すっごくいい人だったわよ、思った以上に。おかあさんのほうは?」
「おいしかったわ。」
「そう。よかったね♪」
俺の愛しい人はこちらを見てウィンクした。
「また明日。明日はもっと早く遊びに来るからね。それまで白いのいっぱい溜めておいて♪じゃあね、お兄様☆」
微笑んで部屋から出て行く。
母親と一緒に階段を下りていく。
俺は下半身裸のまま、ぼんやりと口をあけてつったっていた。
その夜、俺はメグミに見せるためにメールを打っていた。
サトミと一発で別れるためのメールだ。
俺はサトミと結ばれてはいけない。
俺はメグミと結ばれなくてはいけない。
すべてはメグミのために。
〜おわり〜
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