『淫魔王女対凡人』

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本SS(短編小説)は、2004年から2015年ごろまでWisper様に掲載されていた作品です。

<1>

村は、静まりかえっていた。
周囲は濃い霧につつまれ、真昼だというのに、
太陽の光はここまで届いていない。

ここは剣と魔法と冒険の世界『オターランド』。
そして、僕は、この世界を救うために地球から召
還された高校生『秀麿』。
僕はたいした特技もない、いわゆるパンピーだ。
そんな僕が、どうしてここで救世主をやっている
かって?
実は、この世界にきた地球人は、色々な不思議な
力を発揮することができるのだ。傷があっという
間に治ったり、魔法で火球を打ち込まれても指先
ひとつで跳ね返せたり。
早い話、どんなパンピーだって、この世界では勇
者なんだってこと。
オターランドと地球では、人間の魂の力が違うため
だそうだ。オターランドの人間の魂は弱く、逆に
地球人の魂は強い。分かったような分からないよう
な説明だけど、この世界の識者たちは、この理屈で
納得している。

オターランドは今、未曾有の危機に瀕していた。
突如どこからか出現した悪魔たちが、人間の町を
襲い始めたのだ。当然、オターランドの軍隊が出
動し、悪魔たちと戦闘を繰り広げることになった。
今、オターランドの世界では常にどこかで悪魔と
人間が戦っている。
悪魔にはいくつか種類がある。
強靭な生命力と恐るべき腕力で破壊の限りを尽くす
『暴魔』。高い知性と高等魔術で殺戮を繰り返す『術
魔』。
この二種類については、オターランドの軍団が対抗
策を編み出したため、それほど脅威ではなくなった。
ところが、最近この二種類に加えて、やっかいな
悪魔が現れたのだ。
『淫魔』と呼ばれるこの種族は、暴魔や術魔のように
大軍団を従えて町を破壊しにこない。ねずみが家にはい
りこむように、町にこっそりと侵入し、人間と性交を
繰り返し、子供を産むのだ。生まれた淫魔の子供は、
一週間ほどで成体に成長し、他の人間と交わって子供
を産む。まさにねずみのように増えるのだ。この淫魔
の恐ろしい点は、増殖率だけではない。淫魔と交わっ
た人間は、たいてい淫魔に対して情を抱いてしまうた
め、人間の異性に興味を抱かなくなってしまうのだ。
つまり、淫魔に憑かれた町では淫魔ばかりが増え、人
間はまったく増えなくなる。このように、間接的に人
間を去勢することで、人口を減らしていくのが淫魔の
戦い方だ。
戦い方・・というのは僕ら人間の捉え方であって、淫魔
たちにしてみれば、戦ってるつもりはないのかもしれな
い。というのは、淫魔たちの情欲は人間のものよりも
強く、気に入った人間からはまず離れないと聞く。この
ため、『淫魔』のかわりに、『情魔』とか『愛魔』と呼
ばれることもある。
悪魔といえども、本気で愛を語ってくるような存在に、
剣を向けることができるだろうか。難しいはずだ。自分
自身が、この存在に情や愛を抱いていれば、なおさら
困難だろう。つまるところ、人間にとっては、愛する人
は何事にも優先する存在なのだ。

すでのいくつかの地方都市は、淫魔漬けになってしま
った。都市の住人たちは、淫魔に溺れ、やつらに種をつ
けるだけの存在になりさがった。こういった都市に近
づけば、淫魔たちに捕まってしまい、都市の住人と同じ
運命をたどることになる。

僕が今立っている、この霧の深い村は、淫魔に襲撃さ
れた村だ。襲撃はちょうど一ヶ月前。それ以来、この
近くに来た人間は、皆行方不明になっている。
僕は淫魔と戦ったことはない。
だから、いきなり都市を攻略するのでなく、この小さな
村を奪回するところから始めることにした。
ぶっちゃけ、実戦訓練といったところだ。

先ほどから生暖かい風が、僕の肌をなでている。
草木の匂いがする。
霧はかかっているが、ジメジメした感じはない。
魔法で作られた霧なのかもしれない。

淫魔といえば、僕はサッキュバスを連想してしまう。
はっきりいって、僕はサッキュバスが大好きだ。
サッキュバスが登場するエロゲームは全部持ってるし、
サッキュバスが登場する新作が出れば、発売日に買う。
それくらいサッキュバスが好きだ。だから、淫魔という
言葉を聞くと、ゾクゾクしてしまう。
ぶっちゃけ、この村で淫魔ちゃんに出会ったら、アッと
言う間に堕とされそうな気がする。
いや、それじゃいけないんだけどな。

僕は黙々と歩みを進め、村の中央広場までやってきた。
石畳が敷き詰められ、小さいながらも噴水があった。
噴水は勢いよく水をふきだしている。
そういえば、だいぶ喉が渇いていた。
見たところこの水は綺麗そうだ。
水筒の水を補給してもいいだろう。
僕は噴水に近づこうとしたそのとき。
「待ってたわよ。」
真後ろから声がした。
僕はすばやく振り返ると、剣を抜く。
すぐ後ろに声の主は立っていた。
距離にして2mもない。
予想通り、声の主は少女だった。
身長は僕より5センチ小さいくらいだろうか。
年は僕と同じくらいか。
髪は金色で腰のあたりまで伸びている。
瞳はワインレッド。
眉毛や鼻、口といった顔の要素一つ一つが、まるで、
愛と美の女神のように美しかった。
彼女の顔立ちが美を象徴するのであれば、彼女の身体は、
肉体的な愛を象徴しているように思えた。
愛らしいフリルで飾られた純白のドレスを着込んでいなが
ら、胸や腰、お腹の魅惑的な曲線がはっきりと現れている。
彼女のあまりに肉感的な愛は、このような純潔で高貴な衣服
をもっても到底隠すことができないのだ。
女神は、僕に微笑んでみせた。
一瞬、剣の柄を握る手が緩むが、慌てて握りなおす。
彼女は白い手袋をして、お腹の前で手を組んでいた。
悪魔とは、これほど美しい姿をとれるものなのか・・
「あなたを、待ってたの。」
その声もまた、魅力的だった。
ネットリと聞くものを包み込むような、濃厚で母性的
な愛を感じさせる声。
美しい人だ、ため息が出そうになる。
「君は、淫魔だな。」
少女の表情からすっと優しい笑みが消えた。
「そう。私は、ミルバ・エル・サイーナ・セルシェイド。
セルシェイド家の王女。あなたたちの言葉で簡単に言えば、
淫魔の王女です。」
「残念だけど、誰であろうとこの世界の平和を乱す者は、
倒さなければならないんだ。それが僕の仕事だからな。」
「その言葉は、予測していました。それでも、私はここで
あなたを待っていました。」
「こうやって、話すために待っていたのか?」
「あなたには、私の夫になってもらわねばなりません。」
「な・・なんだって。」
「私とあなたで、優秀な淫魔を産み、淫魔族の新たな栄光
を歴史に刻み込むのです。」
この女性の夫になる・・こんなきれいな人を妻にできる
のか・・妻にしたい・・もし、彼女が淫魔でさえなかったら・・!
そんな僕の気持ちを見透かすように、ミルバが続ける。
「私は姿を変えることが出来ます。あなたが好む姿に
なることができるのですよ。そして、私の夫になれば、
私を好きにできるのです。」
「逆に、僕が君の好きにされるのでは?」
「さて、どうでしょう。意思の強いほうが、優先権を
握るでしょうね。いずれにしても、私と一緒になれば、
あなたは幸せになれるわ。それは約束してもいい。」
「この世界はどうなる。」
「新たな秩序のもとで、繁栄を続けるでしょう。」
「君たちの支配のもとで?」
「そう。嫌なのでしょう?でも、仕方がないことなの。弱い
者は強いものの支配を受けるのです。人間だって家畜を飼っ
ているでしょう?
それと同じ。今度はあなたがたが私たちの家畜になるのです。」
「やはり・・君と僕との間には、厚い壁があるみたいだな。」
「最初から、分かりあえるなどと、愚かしいことは考えていません。」
ミルバの表情が険しくなった。
ふと、僕は彼女の好意を踏みにじったような気がした。
胸が締め付けられる。
これも、彼女の美しさのせいなのか。
「ではなぜ、こうやって僕に話し掛けてくれたんだ。
君は淫魔の王女だろう。僕を倒すことなどたやすいのでは
ないのか。」
「倒すとは、殺すということですか。」
「殺すとか、奴隷にするとか。」
「そんなことをして、どうするのですか?」
僕は意外な質問に驚いた。
「僕を倒すのが、君のねらいじゃないのか。」
「違います。私の目的は、あなたを夫にすること。
そして、子孫を繁栄させること。それから、あなたと共に、この
世界を統治していくことです。」
こんな美しい女性と、世界を治めていく・・
いいかもしれない。
いや、今の僕は混乱している。
どうしたらいい?
この混乱をうまく収束させるには、どうしたらいいんだ。
そうだ、素直になろう。
相手に弱みを見せることになるかもしれないが・・
弱みに付け込まれるのであれば、僕が弱いということ。
僕が弱いのであれば、彼女の支配されるべきだ。
僕はミルバに支配されたい。心も体も何もかも。
いや、何を言ってるんだ。今の僕はおかしい。
「私の夫として、私と一緒に暮して欲しいの。」
「君が淫魔でなかったら・・僕だって・・」
「強情な人。どうしても淫魔じゃいやだっていうのね。」
「ち、違うよ、君がいやだっていうんじゃない!
ただ、その・・理性と本能の板ばさみになってるんだ。」
ああ、僕は何を恥ずかしいことを言ってるんだろう。
ミルバのふっくらした触り心地よさそうな体つきと、美しい
顔立ちを前にして、僕はすっかり彼女のとりこになってしま
ったようだ。
もう我慢できない!
ミルバは僕だけのものだ!
僕は剣を投げ、背負い袋を捨て、自ら鎧を脱ぎ捨てた。
ミルバは僕に向かって微笑んだ。
そして両手を僕の目の前で広げてみせる。
「さあ、いらっしゃい。私の可愛い人。私があなたを苦しみから
救ってあげる。」
僕は無意識のうちに、おいしそうなお菓子のほうへフラフラと
歩いていく。
どんどんお菓子が近くなる。色白の絶世の美女。僕のお嫁さんに
なる人。
とうとう手が届くところまで来た。
僕は慌ててミルバに飛びついた!
抱き寄せると、想像以上に柔らかい感触を全身に感じた。
美しく流れる金色の髪が僕の腕にかかる。
鳥肌立つほどの興奮だ!
酸っぱいような柑橘系の香り。
その香りをもっと嗅ぎたくて、僕はミルバのうなじを鼻で
こする。
この人は僕のものだ。もう離さない。
結婚するんだ。
僕は、震える手でミルバをしっかりと抱く。
胸板に、彼女の魅惑的な乳房がむにゅっと吸いつく。
彼女も僕に腕を絡み付けてくる。
彼女の手が、手袋の生地越しに僕の背中を撫でる。
「ああ・・っ・・」
こんな、なでられるだけで愛を感じてしまう!
さらにミルバの腰が、僕の腰に押し付けられる。
僕は我慢できずミルバの背中とお尻をなでまわす。
僕が顔を引くと、目の前に、ミルバの美しい笑顔があった。
無理矢理キスする。
と、僕の口先を割って、ミルバの舌が入り込んでくる。
僕も欲望のまま、彼女の舌を舐めまわす。
れろれろ、ちゅぷちゅぷ。
むちゅっ、むちゅう。
ちゅぴ、ちゅぐぅっ。
よりによって、敵の頭領を好きになってしまった・・
僕はこのまま、この人の旦那になっちゃうんだ・・
僕はいつの間にか右手でミルバのお尻、左手で太ももを
愛撫している。
むっちりとした麻薬的な心地よさが、手のひらを伝って
頭のなかを麻痺させる。
僕の肉棒はとうにボッキンキンしてしまっている。
彼女は急に、僕の口から舌を引き抜く。
ちゅぽっ。
互いの口の接合部から濃密な唾液の糸が伸びた。
まるで、これから始まる下半身の快楽を予感させるように。
ミルバは、両手を僕の肩にあてると耳元で囁く。
「どう?私のエッチな体。触ってるだけで、赤ちゃん作りたく
なるでしょ?」
「敵を好きになっちゃうなんて・・」
「ふふっ、好きになるどころか、あなたは私のパートナーにな
れるのよ♪今日から一緒に暮すの♪」
「や、やっぱ、毎日、その・・するわけ?」
「毎日どころか、もう一日中繋がりっぱなしよ!
いーっぱい気持ちよくしてあげるんだから♪」
あうあうあう・・・こんなイイ子とし放題・・
「赤ちゃんの素いーっぱい出してね、私もいーっぱい赤ちゃん
産むから・・」
「だっ、そんなたくさんは、だめぇ・・」
「あーん!!どうしてー!」
ミルバは顔を後ろに引いて、僕と顔をあわせる。
「結婚したい、エッチなこともしたい、でも、赤ちゃんは欲し
くない・・うふふふふ、典型的なスケベ男ねぇ。いいよ、あな
たのわがまま、かなえてあげる。」
「!!」
「そんなに喜ばないの。一人も子供産まないとはいってないで
しょ?」
「う、ま、まぁ、二、三人くらいなら、仕方ないか・・」
「うんうん、三人、四人、五人、六人くらいなら仕方ない
わよ。」
「そっか、そうやって、諦めてしまうと、子供は増えていくわけだ・・」
「ねーえ?私たち淫魔って、男の子に、いっぱいミルクお腹に注いでも
らわないと妊娠できないのぉ。逆にいえば、私のお腹にミルク注ぐの我
慢すれば、避妊できるのよ。」
「そんなの無理だよ、人間同士だって、膣外射精は大変だし、成功率は
高くないんだから。まして、君みたいな可愛い淫魔だったら・・」
「あら、人間よりも簡単に避妊できるわよ。5回くらいだしたら、後は
足でこすったり、口の中に出したりすればいいのよ。」
「5回以上出しちゃうと、だめなんだ?」
「ううん、難しいところね。正確に5回とも言えないわ。1回出したつ
もりでも、2回半分くらいミルク漏らしちゃうこともあるみたいだし。
我慢強い男なら5回、我慢強くないお漏らしっ子だったら、2回くらいかな?」
「2回だけかよ、殺人的だな・・欲求溜まりすぎてレイプしちゃうぞ。」
「レイプしていいよっ。そのときは、溜まってる分ぜーんぶ吸い取って
あげるから。うふふふっ、三つ子が生まれちゃうかもね!」
あうあう・・
僕はまた彼女の唇に、自分の口を押しあてる。
チュッ!チュウッ!!
「ミ、ミルバ・・永遠に君を愛すよ・・」
「二人で幸せになりましょうね・・」
恍惚の表情で一瞬見つめあう二人。
「うふふふ、ねぇ、もう結婚しちゃいましょうよ。
、結婚の儀式をして、正式に結婚しましょう?」
「結婚の儀式・・結婚式みたいなのか?」
「ううん、人間の結婚式とは違うわ。分かりやすくいえ
ば、二人でにゃんにゃんするの。」
「おおおおおお!!」
「でもぉ、男の子はすぐミルク漏らしちゃだめなの。
私の問いかけに答えて、それが全部終わるまで射精
しちゃダメ。」
「も、もし漏らしたら?まさか、結婚できないとか??」
「そんなことはないわ。ただ、最初から問いかけがやり直し
になるの。」
「そっか・・なら、2回3回漏らしても、大丈夫だな。」
「うん。人によっては、結婚に3年かかったりするのよ。」
「そ、それもいいかもな・・結局、やり放題・・うひひひ」
「まだ結婚してないのに、赤ちゃん一杯できちゃったり。
そういう場合もあるんだから。」
「そっかそっか。人間同士のときと変わんないんだなあ。
まぁいいや、さ、その儀式しようぜ。」
ハァハァ、早くミルバと結婚したい!!!
「ねぇ、手を離して?ダブルベッドのある家までつれてい
ってあげるから。」
ミルバの下半身を撫でくるっていた両手をなんとか、離す。
ミルバは、僕の右側に回ると僕と腕を組ませる。
「あの赤い屋根の家に、いいベッドがあるの。
激しいエッチをしても、大丈夫そうなベッドよ。」
恋人同士みたいにくっついて歩いて、僕たちはその家に入った。
階段を上がって、寝室に入る。
確かに、大きくて寝心地のよさそうなダブルベッドがあった。
ミルバは僕から離れて、ベッドのふちに腰掛けた。
「お薬飲んであるから。明日の朝くらいまでは、赤ちゃんでき
ないからね。何回子宮にミルク注いでもいいからね。」
「ううう・・ありがとう、ちゃんと避妊してくれて・・」
彼女はウィンクした。
「初めてのエッチで子供できちゃったら、あなた、ショック
受けそうだからね。これでも結構、気を使ってるのよ。」
「なんで、僕ら、敵同士、違う種族同士なんだよ・・
酷いよ、酷すぎだよ・・」
「落ち込まないの。ほら、これでも見て元気だして!!
ビンビン、元気出して!!」
ミルバの言葉が終わるや否や、彼女の周りでバチバチと火花
が飛ぶ。そして爆発が起こった!!
ドーン!!
もくもくと煙があがる。が、すぐに煙は消散した。
「ミ・・ミルバ!?」
「はぁーい。こっちは準備オッケーよ?
あなたも早く、裸になって?」
「お、おぅ!!」
煙が完全に消えてミルバの姿が見えるようになった。
なんと、今のは着替え(?)の魔法だったようだ。
「うっふん♪」
彼女は生足と腕が丸見えの、青いワンピース水着姿になっていた!
なんと!彼女はベッドの中央でM字開脚している!!
「おおお!!すげぇ!!」
なんてエッチな体つきなんだろう。
靴も手袋もない。繊細な手と足が淫らに僕の目の前に晒されている。
水着で隠し切れない豊満な乳房。そして男の体を誘うようなむっち
りした太もも。やせすぎも太りすぎもしない、滑らかな曲線を描く
綺麗なお腹。
ふっくらした2本の太ももの間から、笑みをたたえた彼女の顔が見える。
僕が一目ぼれしてしまった端正な顔立ちと、ベッドの上に広がる淫らな
金色の髪。
最高にエッチな体が、エッチのために存在するとしか思えない体が、
僕を誘っている!!!
僕は慌てて全裸になると、ベッドに飛び乗った。
絶対逃がさないぞ!!死ぬまでこの子とセックスするんだ!!
僕はベッドに尻をつくと、ミルバの両足を自分の肩にかける。
心地よい重さが、肩にのしかかる。
僕は、股間から直立しているムスコを、彼女の秘部にあてがった。
水着越しに秘部の感触を得るため、肉棒の先端でスリスリする。
僕の剥けきったペニスは、即座に摩擦のある水着の生地の感覚を、
脳に送ってきた。
おう、おう、おう・・
両手でミルバの太ももを撫でまくる。
暖かくて、ふっくらして、すべすべ。
そして、知らぬ間に漂っているミルバの匂い。
すっぱいような、あまいような切ない匂い。
大好きな女の人の匂い。黙って嗅いでいると、彼女の体が欲しくなる。
太ももをなでなでしながら、おちん○○をミルバ様の股間にスリスリ。
なでなで、すりすり。
「ああああっ、ミルバ様ぁ・・!!」
青い水着のおっぱいのふくらみの向こうに、ミルバ様の顔が見えた。
「ああ、僕のミルバ様、大好きです!!」
「うふっ、もう理性飛んじゃったの?そんな調子じゃ結婚の儀式は無理よ?」
「我慢できないんです、ミルバ様に出したいです。」
「いいわ、好きなようにしていいわよ。あなたのミルク、好きなだけ
私にかけなさい。」
「は、はい、ミルバ様!!」
すりすり、すりすり!
気持ちいい!!
肉棒の下部に青い生地があたって擦れる感覚。
ズリズリと摩擦が大きくて、オナニーするのより断然気持ちいい!!
「あーん、あなたの愛情、全部奪ってあげるわね♪
もう、人間の女は愛せないようにしてあげる♪
精子も愛もぜーんぶ、私に注ぎ込むのよ!」
「はい、はい、あなたが、あなたがすべてですぅぅ・・」
「嬉しいな。もっとよくしてあげる!」
彼女はぎゅっと両足を閉じる。
僕の首のあたりで彼女の両足が締まる。
ミルバはベッドにL字型になり太ももを立てており、彼女のひざが
僕の肩にかかっている。
僕の首は彼女のひざで、おちん○○はむっちり太ももで挟まれている。
おちん○○は、ミルバの股のY字の中心にあり、先っちょが、ミルバの
下腹部にあたっている。
本当はおまん○に押しあてたいところなんだけど、そううまくはい
かない。お○んこより少し上のほうで、おちん○○のさきっちょが
彼女の体に触っている。カリ首が水着に擦れてる!
「ダーリン、腰を前後させてみて?」
本能のまま腰を前後させる。
ペニスの左右は、優しく挟まれた太ももに擦られ、先っちょと下側は、ミルバ
のお腹の水着にこすれる。
僕は腰をコキコキと前後させる。
擦り付ける前から我慢汁は漏れていたのに、棹と先っちょを同時に責められ、
漏れ方が激しくなる。
「こーんなことしたら、もっと私のこと、好きになってくれるかしら。
うふふふっ♪」
そういうと、ミルバは、V字になってる水着の生地の下に、脇から右手の指を
忍び込ませる。
指を忍びこませたところは、青い水着がもっこりと膨らむ。
そしてその膨らみはもこもこといやらしく動く。
水着で隠れている性器を、指でいぢっている・・
「あはん、あは、あんあん・・」
甘くて深い濃密な声に、こちらの脳みそがトロトロになってしまいそうだ。
「ね、ねぇ、私、君のことすきよ、君もいっぱい私のこと好きになってね・・
もっともっと、腰激しく動かして・・」
「う、うん。」
ミルバのお尻にタマ袋を叩きつけるほど、激しく腰で突く。
パン、パンパン、パンパン、パンパン。
「私のあそこ、もうベトベト。ねえ、見て。私、とってもエッチなの。」
彼女が股間をいじっていた指を引き抜いて、僕の目の前にかざす。
僕は腰で突きながら、彼女の手を見た。
「見て。淫魔の愛液はピンクなのよ。君の愛しい人は、淫魔なの。
ピンクのラブジュースなのよ?君は今、人間を裏切って淫魔とエッチしてるの。
いやらしい肉体の欲望を叶えるため、淫魔と淫らな行為してるのよ・・」
ああ・・もう・・気がふれそうだ・・
彼女の右手の人差し指、中指、薬指にべっとりとついたピンクの粘液。
泡立っていて、指と指の間で糸を引いている。
むわっとした濃い香り。その匂いは、うんと近くでかいだ桜の花の香り
のようだ。
これが、僕の愛する人の匂いなんだ・・
そんなことを考える間に、粘液は、引力にひかれてドロドロと彼女の指
の付け根まで垂れてきた。
「敵である淫魔を愛してしまうなんて。なんて愚かな人なの。
心も体も尽き果てるまで、私に弄ばれるだけなのにぃ・・
可哀想にね、せめて体だけでも死ぬほど幸せにしてあげるわ。」
彼女の両太ももの間からにょっきり突き出たペニスの棹に、
彼女は右手にあてがった。
僕の棹は前後に運動しつづけている。
彼女がきゅっと右手を握る。ペニスはしごかれつつ、桃色粘液をすり
こまれていく。
なおも腰で突きつづけると、ペニスだけでなく彼女の太ももにも、ねっ
とり愛液が付着し、ローションとして働く。そして、このローションがつ
いたところすべてから、濃密な愛の匂いがするようになる。
ミルバの両太もも、右手、水着の三つに責められ、ローションに犯される。
僕の肉棒は、あと30秒も持たないだろう。
じわじわと、根っこのほうから喜びの感覚が溢れてくる。
「こはぁ、す、すごい、気持ちいいよ、も、もういっちゃうよ・・」
「えへっ♪じゃあ、とっても濃いの出してもらおうかしら♪」
ミルバは、美しい右手を前後させてしごき立てた!
「ほおら、シッコシコ〜♪」
「ミ、ミルバッ!!」
ぐっと下腹に走る、射精直前の感覚!
「おおおっ!!イクッ!!」
「あああん♪きてぇ〜♪ミルク一杯出してぇ♪」
我慢するとか、そういうレベルのものではない。
この状態では、イク以外の選択肢はない。
本来ならば人間の女を妊娠させるために放たれる精子が、尿道を広げつつ
一気に外へ向かう。
あまりの快楽で、腰の前後運動が止まった。
しかし彼女は右手でしこるのをやめない!
びくん!
ペニスが震えると、白濁色の精液が飛び出した。
べヴッ!
まず、大きめの滴が水着の下腹部にかかる。
ピューー!!
続いて、水鉄砲のように細長い形の精液が、青い水着を濡らした。
ドクッドクッ・・
あとは、だらしなく、精子は太ももの付け根あたりに垂れた。
自分でオナニーするときよりも、たくさんでたような気がする。
当然か・・
気持ちいい・・
毎日こんなことしたい・・
「ああああ・・」
放心状態の僕。
お腹じゃなくて、おま○このあたりにかけたかった・・
そんな思いにひたるのもつかの間、ミルバは右手で容赦なくしごいて、
ペニスを萎えさせない。
「どう?膣外射精もなかなかいいでしょ?もっともっと射精していいわよ。
私もシコシコして応援してあげるから。」
僕の意思とは無関係に、体が勝手に腰ふりを再開する。
すごい・・僕の好きな人、最高のセックスマシーンかも・・
太ももと右手と水着で責められて、とっても幸せ・・
パンパン、シコシコ、スリスリ・・
「け・・結婚したいよお!!」
「ふふっ、こんなに簡単にイッちゃうようじゃ、結婚の儀式の快感に
耐えられないわよ?うふふっ・・手コキですぐイっちゃうなんて・・」
彼女は右手で強く棹をにぎると、強烈にしごきたてた!
「ほーら、我慢してごらん♪」
激しくしごきながらも、強く、緩く、変化をつけて握ってくる右手。
耐えるもなにも、あっという間に射精願望が育ってしまう。
魅力的すぎる快楽が股間を征服し、射精へと誘惑する。
「あうあう・・」
「あはっ、ミルク漏らしたいのね・・我慢してねっていったばっかり
なのにぃ。我慢してから出したほうが、よっぽど気持ちいいのに・・」
パンパン、シコシコ、スリスリ!
おちんち○の感覚も、両手を通して得られる柔らかい太ももの感触も、
タマ袋を圧迫する彼女のお尻の感覚も、もう、何もかもが気持ちいい!
もう、もう・・どうでもいい!!
死ぬまでこうしていたい!!
びくっ!!
ペニスが一瞬震え、射精を誘うエッチな喜びが下腹部に広がる。
「くっ!!ミルバぁああああ・・」
あああ、気持ちいいーー!!
あまりの心地よさのため、僕は弓なりになって、天井を仰ぐ。
頭が真っ白になって、全身の動きが凍りつく。
「さぁ、どうぞ。私のこと愛しながらいくのよ・・」
ブビュゥゥっ!
また、真っ白な純愛の水鉄砲が、ペニスの先っちょから発射される。
ビュッ!ビュッ!!ビュッ!!
青い水着にかかる僕の精子。ミルバのお腹に、またかけちゃった・・
ドクドク、ダラダラ・・
ミルバの水着の下腹部は、精子をかけられたせいで、濡れて色が濃くな
ってしまった。
一回出してるにも関わらず、一杯でたな・・
一週間ためて出したくらい出てる・・
「うふふ、精子を私にかけるの、くせになるでしょ。」
彼女は一向に右手を止める気配がない。
「はーはー、ぜぇぜぇ。け、結婚、け、け、結婚して・・
俺と、結婚、お願い・・ミルバ、すき、すきぃぃ・・」
僕はまた、腰を動かし始める。
二回射精したせいか、棹も先っちょもだいぶ敏感になっている。
手コキがなくても、太ももと水着スリスリだけでイってしまいそう。
青い水着のVカットが、もう、耐えられないくらい魅力的に見える。
僕の首と肉棒をがっちり挟む両太ももをどけて、水着の生地をずらせば
挿入できるのに・・挿入したい・・入れたい・・ミルバ様とハメハメし
て、ハメハメして、ハメハメして・・ハァハァ・・いっぱい子宮に精子
かけたいのに・・今の体位が気持ちよすぎてやめられない・・!!
腰の動きはどんどん早くなる。
ちょっと待って、イってから1分もたってないのに、また気持ちよく
なってきたよう・・
「はぁはぁ・・ミ、ミルバ様ぁ・・入れたいのに、おちん○○をおまん
○に入れたいのに、い、今のがやめられないんです・・ハァハァ・・」
「やめられないの?じゃあ、やめなければいいのよ?このまま、全部子種
を私にかけてしまいなさい。ふふふっ、無理にセックスしなくていいの。」
「せ、セックスしたいです、ミルバ様としたいぃぃ・・」
パンパン、パンパン!!どんどん突きが早くなる。
水着の生地に、先っちょこすれて気持ちイイ・・馬鹿になりそう・・
「ふふふっ、あなたみたいな童貞は、こういうエッチで充分。セックスし
たいのなら、今の快楽にうち克って、この体位を崩してみなさい?」
「したい・・したい・・はぁはぁ、入れたい、入れたい・・」

精液の匂いと、ミルバの体の匂い、そして彼女の愛液の匂いがムンムンと
漂う中、男は、ミルバの性器に自分の性器を挿入することを妄想しながら、
何度となく射精した。彼女の青い水着の下腹部に、たくさん精子をかけた。
目に見えない無数の精子たちは、ありもしない人間の女の卵子を求め、泳ぎ
狂い、力尽き、次々と死ぬ。死んでも死んでも、次々と水着に精液がかけ
られる。

ミルバはときおり、下腹部にかかった精液を左手ですくい口元に運んだ。
若い童貞の、コクのある青臭い味。こうやって直に男と交わり、新鮮
な精液を摂取するのは初めてだった。いつもは、配下の淫魔が運んでくる精
液を食らっていたから。いずれ夫となる人は目の前で正気を失い、快楽だけ
を求めるケモノに成り下がっている。体の相性は完全なようだ。後は心の相性。
心で通じ合うこと。魔術を使わず、人間と通じ合う。欲求まみれの性愛が愛に
かわり、愛を土台として信頼を築く。そうなればしめたもの、この男は、副官
代わりになる。この世界の人間を上手に支配する術を考えさせよう。人間たち
をてなづけ、彼らのもつ勤勉性や創造性を活かす支配をするのだ。そして、それ
ができたら、この男の住む異世界へと侵攻を開始する。この世界と異世界を支
配し、悪魔を繁栄させる。そして天使どもとの戦争に勝つ。これは彼女の母の
計画だった。母が計画を立て、ミルバたち娘が実行する。夫への些細な言葉、
あるいは軽いキスですら、この壮大な計画を実行するために必要なことなのだ。
子供をたくさん産まねばならない。戦争にはよい将軍がたくさん必要なのだ。
いい子供を産むためには、いい精液が必要だ。愛情に溢れた精液。この夫と
抱き合えば、豊富に得られるだろう。心配することは何もない。一族は優秀
な将軍に恵まれることだろう。

ミルバの腹に、また精子がかかった。この精液、後で水着から抽出して下級
淫魔に授けてやろう。これで妊娠すれば、いつもより強い子供を産むことが
できるだろう。そしてその話を夫にする。彼は興奮するに違いない。彼は、
禁欲しなければならない状況ほど、興奮して性欲に飲まれてしまう性格だか
ら。ミルバは男の顔をみて、誘うような笑みを作ってやる。男は腰の動きを
速めた。再度射精する兆候だ。
「もう、人間の女の子とは子供を作れないね。
ダーリンはもう、私たちの体でしかイケないのよ。可愛そうなダーリン。」
残念そうな声色で教えてやる。
それは、冗談ではなかった。

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