『淫魔王女対凡人』

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本SS(短編小説)は、2004年から2015年ごろまでWisper様に掲載されていた作品です。

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僕は目を覚ました。

ゆっくりと体を起こす。

綺麗に整えられたダブルベッドで、僕はゆったりとしたバスローブを着て眠っていたのだ。

部屋には僕しかいない。

僕はベッドから降りた。

カーテンとガラス窓はすでに開け放たれ、明るい朝の日差しが部屋に入り込んでいる。

庭の木に戯れる小鳥たちの鳴き声。

昨日の昼、ここにきたときは霧がかかっていたし、生き物の気配もなかった。

やはり、あの霧は魔法によるものだったのか。

彼女と出会ってからは、あっという間だった。

ミルバに誘惑され、抱いて、淫らな交わりを繰り返し、精気を根こそぎ搾り尽くされ、僕は気絶してしまった。

結婚をだしに誘われ交わり、ただいいように精気を搾られた。

散々射精させられたせいで、情がだいぶはいってしまった。

昨日の行為は、これが狙いだったんだな。

おかげで、「ミルバ」という名前を思い浮かべるだけで、ゾクゾクし、ため息が出る。

腹の底にずしりと溜まる情、そして愛欲。

この二つが、結びつけば愛情になってしまう。危険だ。

僕はどれくらい長く気絶していたのか?

窓に近寄って外を伺った。

この2階の寝室からの眺めはなかなかいい。

日の光に照らされた静かな村の広場。噴水の水の音。

噴水のある広場には、僕が脱ぎ捨てた服や背負い袋があった。

・・・恥ずかしいことだ。

今、この窓から外に飛び出して駆けていけば、淫魔の王女から逃げることができる。

しかし、それはもったいない気がする。

彼女は、僕の好みだ。

容姿といい、肉体といい・・

性格はよく分からないものの、なんとなく相性がいいような気がする。

なんとか彼女を自分のものにできないか。

今の状況では、僕が彼女のものになっている。

ご主人様はミルバなんだ。

この逆にできないものか。

どこか秘密の部屋に彼女を閉じ込めて、愛したいときに抱く。

他の人間に知られないように、そして彼女を逃げられないようにして、抱きまくる。

孕んでしまったら、・・・そ、そうだな、地球につれていって出産させるか・・

とにかく、まずは、僕がご主人様になることが必要だ。

そのための作戦だが・・・

「うーん。」

例えば、こんなのはどうだろう。

ここにいれば、必ず救出部隊がくる。

僕が戻らないときは救出部隊を出してくれ、と予め依頼しておいたんだ。

王都の近衛魔法騎士たちが助けに来てくれる。

淫魔との戦闘に特化した女魔法騎士たち、通称『魔女っ子ナイツ』だ。

魔女っ子ナイツは、僕と同じように、地球からきた日本人の女子高生。

彼女たちは萌ちゃん、美沙緒ちゃん、春香ちゃんの三人で、特に長髪、お嬢様系の美沙緒ちゃんが僕の好みだ。

この3人とミルバが戦うとき、僕がいきなりミルバを奇襲する。

いくら淫魔の王女といっても、後方から羽交い絞めにしたら、それまでだろう。

身動きがとれなくなったミルバを拘束したら、「淫魔研究の材料に使う」とか適当な理屈つけて、自宅に運び込み、監禁する。

むふふ、あとは犯し放題。

従順になったら監禁を解いて、夫婦として一緒に暮らす。

想像しただけで鳥肌がたつ。

今度日本に帰ったときに、コンドームいっぱい買っておかなきゃ・・

と、階下で物音がした。

誰かが階段を上がってくる音だ。

ゆっくりと階段を上がってくる音の主。

僕の部屋の前で止まった。

部屋の木のドアが開く。

「おはようございます。」

「あ、おはよう・・ございます。ミルバさん。」

僕はぺこりとお辞儀をした。

なんて間抜けなんだ。

敵の淫魔に愛想笑いして、お辞儀する馬鹿いるかよ。

さすがに朝から水着は着ていない。

白いブラウスにうぐいす色のベスト。しわ一つない淡い桜色のロングスカート。

良家の清楚な令嬢を思わせる服装。

淫魔のいの字もない。

とはいえ、おっぱいの豊かな膨らみに目がいく僕。

顔立ちといい、スタイルといい、非のうちどころがない。

「朝ご飯、ご用意致しましたわ。」

両手で持ったお盆の上には、パンやサラダ、シチューといった朝食。

「あっ、どうも、すいませんです。」

僕は反応に困る。君、淫魔なんだろ。

そんな、良家の令嬢に化けられてもナァ。正体分かってるわけだし。

「お口にあうと、いいのですが。」

「お気になさらずに。ワザワザ持ってきて頂いて申し訳ありません。」

ミルバは、僕のそばの丸いテーブルの上に、次々と皿を置いた。

「このテーブル、いいですね。一緒にお茶飲むのに使える。」

「・・そうですね。」

ミルバの目元でにやりと笑った。

恐らく、『お茶よりラブジュース飲みたいですわ』とか言いたかったんだろう。

所詮淫魔だな。僕はエッチな女の子が好きだから、ま、いいんだけど。

壁にお盆を立てかけると、ミルバはすたすたとベッドのへりに腰掛ける。

長い金色の髪を掻きあげて、こちらを見た。

「あなたの名前、教えていただけませんか。私、まだ聞いていませんでした。」

「ああ、名乗り遅れました。僕は、秀麿・ロドリゲス・フォン・ブラウンシュタインといいます。」

思いっきり偽名ですが。

「ヒデマロ・ロドリゲス・フォン・ブラウンシュタイン。騎士らしい名前ですね。」

「実は、これ、本名でありませんで。本名は、肇 秀麿(はじめ・ひでまろ)といいます。私がもといた世界では、『ヒデマロ』とか『ヒデ』と呼ばれています。」

「・・ヒデマロ様でよろしいですね。」

「はい。」

「ではヒデマロ様。昨日のこと。」

「は、はい。」

スプーンをもった僕の手が止まる。

「覚えてらっしゃる?」

「昨日って、あの、なんていうか、僕が恥ずかしい姿見せたことですか。」

「ええ。あなたの種は私の肌着から抽出し、侍女たちに渡しました。彼女たちはすでに、あなたの精を子宮に注入しているはず。いずれお腹も膨れてくるでしょう。」

「ミルバさん、えっと、妊娠はあり得ないと思いますよ。服に染み込んだ液では、妊娠できないと思います。」

「あら、どうしてかしら?肌着に染み込んだって精子は精子。」

「いや、違います。精液って、小さなおたまじゃくしみたいなのが、ねばねばの中をいっぱい泳いでるんです。それってすぐ死んじゃうんです。人間の子供は、男が出すおたまじゃくしと女の作った卵がむすびついて、できるもの。おたまじゃくしが死んでたら、いくら子宮に精液があっても妊娠しません。」

「そうなのですか。しかし、あくまでそれは人間の場合でしょう。」

まさか、淫魔の生殖のメカニズムは、人間と違うのか。

「私たちにとって、精子は保存可能なもの。ガラス容器から必要なときに取り出して、飲んで栄養にしたり、子宮に注ぎ込んで妊娠したり。もちろん、新鮮な精子のほうがおいしいし、賢い子供もできるけど・・・」

「妊娠って。どうやって妊娠するんですか。」

と、バカなことを聞いてみる。

「男の体を悦ばせて、子宮に精子をたくさん注がせるの。時間が経てば、精子にこもった想いが結晶となって、子宮に黒い卵ができるわ。これが、淫魔の卵。但し、この卵を作るにはたくさん精子が必要よ。卵を作るまでも、作ってからも、卵の栄養としてたくさん精子が必要なの。」

「そうか、だから、女淫魔は激しく男を求めるんだな・・」

「その他にも理由はあります。精液が私たちの食料であること。そして、男の近くにいたいという気持ち。」

そう。この生暖かい気持ちが、人間たちの情を掻き立てて、話をややこしくする。

「とりあえず、朝ご飯をお食べになって。ヒデマロ様に食べていただかないと、私、朝飯を頂くことができませんの♪」

ハイハイ・・

僕は30分ほどで食事を平らげた。

催淫剤など混入薬を警戒したせいで、無駄に時間がかかってしまった。

結局入ってなかったみたいだけど。

「げぷっ。ご馳走様でした。」

「ウフフ、おいしかった?今度は私に、朝ご飯頂戴ね♪」

朝ご飯食べたらすぐにゃんにゃんですか。

後で腹痛くなりそうだ。

「子供できない程度に、お願いします。」

僕はベッドまできてミルバの傍に座る。

「さ、あお向けになって。いいことしてあげるから。」

「子供できない程度で。朝の食事だから、子供できたりしませんよね。」

「ええ。私の空腹を満たすだけにしておきますわ。」

僕は腰の紐を解くと、そこらにバスローブを投げ捨てた。

捨て身の覚悟で、ベッドに横になる。

横になったまま、ミルバを見る。

彼女はすくっと立つと、見せつけるように脱衣。

さらさらと服が絨毯におちていく。

清楚の衣服の中から姿を現したのは、昨晩僕が完敗した青水着だ。

虎穴にはいらずんば虎子を得ず。

もっとも、この場合、子を得てしまうと大変問題なわけだが。

いずれにしても、淫魔の誘惑に飲まれずして、淫魔の弱点を知ることはできないのだ。

「あの、まじで、子供できない程度でお願いしますよ。」

しつこくてごめんね。でも、大事なことなんだ。

「分かってます。この交わりは、私の食事のため。それ以外のことはしません。それでは早速、素股で遊びましょうね♪」

「あ♪はい♪」

思わず喜ぶ僕。

ミルバは話のわかる相手だ。

僕の肉欲を満たしてもらうかわり、彼女の食欲を満足させる。

今からの交わりでは、この交換条件が成立している。

妊娠は、ない。多分。

そう信じたい。

ミルバは僕の腰をまたいで座る。

「アハッ、昨日あんなに搾ったのに、もう、ビンビンになってるわ!」

ミルバさん来てから飯食ってる間、ずっとビンビンだったよ。

先走り漏れてきて、大変だったんだから。

「もう、我慢汁漏れてきてるんです。触ってみてください。」

「アアン♪」

「あの・・僕、あなたのこと、好きです。本気で。」

「私もあなたのこと、気に入ってるのよ。カラカラになるまで酷使してあげます。」

愛しそうに僕の肉棒を両手で触ると、水着に先っちょをこすりつけた。

彼女の下腹部に、僕の我慢汁がついてしまう。

「すっごく熱くなってるわね。淫らな液もいっぱい出てるわ。私のこと、こんなに愛してくれてるのね。嬉しいわ。」

右手で棹をゆっくりなで、左手で玉袋を愛撫。

これでフェラチオされたら、あっという間にいってしまう。

「す、素股で、して下さい・・あ、あなたの、おまたで、イきたいんです・・」

「いいわよ♪いっぱい気持ちよくしてあげるわ♪」

そういうと彼女は、左手を離して僕の腹にあて、勃起したペニスを右手で押さえ込む。

地面に対して90度で起立していた肉棒を寝かせて、先っちょが僕の顔を指すようにする。

「イデデデ、無理に力かけちゃ、折れちゃうよ。」

「あ〜ら、まだまだ負担かけるわよ。体がボロボロになるかわりに、とってもエッチな快感与えてあげる♪」

ヤバゲな雰囲気。

ひょっとして僕、淫魔を甘く見てたかも。

彼女は一度腰を浮かせた。

彼女は、水着の股の部分に手を突っ込むと指を動かして、自らの愛液を抽出する。

「アン♪アハァン♪」

愛らしいあえぎ声が終わると、彼女の愛液まみれの指がペニスに触る。

「ほら、ヌルヌル。ウフフ。バカねぇ、淫魔を愛しても、おもちゃにされるだけなのに。どうしてそんなに、真剣に恋しちゃうの?」

「それは、あなたが僕の気持ちを受け入れてくれるって、信じちゃうからです・・」

「迷惑な話ね、そんなふうに思われたら、あなたの気持ち、裏切れないじゃない?」

すごく意味深な言葉。この人、僕をまじで気に入ってる?

ペニスに粘液が塗りつけられる感触。

アヒっ。ミルバ様特製ヌルヌルローションだ。

暖かいねばねばに包まれて、肉棒は大喜び。

と、彼女はペニスの上に腰掛けてきた!

すごい圧迫感だ!!

ペニスが潰れそうだけど、トッテモ気持ちいい!!

彼女は棹の根っこのほうに乗っており、ペニスの一部は、彼女と僕の肉体の間からにょっきり顔を出している。彼女はその部分、カリ首のあたりを右手でつかむ。

ヌルヌル液に包まれた肉棒が、ギュウっと搾られる。

「ヒッ、ヒイイ!!」

カリは手で、棹と根っこは彼女の体重で圧迫される。

いかん。まじで気持ちいいかも。

「さあって、と。あなたの暴れん棒、ボロボロにしてあげるわ。」

「えっ。いやボロボロはちょっと・・」

「尿道をズタズタにしてあげる。オシッコするとき、すっごく痛くなるの。」

「そんな、拷問みたいな。」

「嫌だったら、私の胸を揉んで。肌着越しで激しく揉むのよ。そしたら、許してあげます。」

「はい、分かりました。喜んで♪」

僕は両手を彼女の見事な双丘にあてがう。

優しくもむ。暖かくて柔らかくておっきぃーー!!

水着自体とても肌触りがいいのに、その下に無限に快楽を生み出す二つのふくらみがあるのだ。

手が止まらない。精気が枯れるまで揉みつづけてしまいそう。

「あなたのこと、好きです・・」

「昨日も散々言ってたわね。聞き飽きたわよ?」

「そんなぁ、僕の純粋な気持ちなのにぃ。」

「どこが純粋なの?私の体でドピュドピュしたいだけでしょ?」

あうう〜結局そういうことかも・・

セックス・ラブなのかな、僕の愛って。

セックス飽きたら、愛もなくなるのかな・・

どうでもいいや、今が気持ちよければ・・

モミモミ、モミモミ。

「アアン♪あなたも、いい気持ちにしてあげるね♪」

「はい、お願いします・・」

ミルバは、軽やかに腰を使い始めた。

ニュプッ、ニュプッ。

ペニスがミルバの右手と股で擦られる。

ニュプッ、ニュプッ。

優雅で美しい右手が、カリ首や先っちょを巧みに攻める。

傘の部分を握ったり緩めたりしつつ、細い指先で、先っちょの裏筋を優しくなでたり。

そして、彼女の腰はズリズリと容赦なく棹をしごきあげてくる。

昨晩のことで、僕の肉棒とミルバの水着はとっても相性がいいことが分かってる。

予想通り、あっという間に先っちょも根っこも、気持ちいいムズムズに包まれてしまう。

好きな女の子のそばにいつまでもいたい欲求。

子宮におびただしい量の精子を放ちたい欲求。

深いキスをして、尽き果てるまでおっぱいを揉んだり吸ったりしたい欲求。

いろんな欲求が、今、肉棒に集中して、外に出そうになってる。

股の擦りも、右手のしごきも激しくなる。

僕も負けずに、ミルバのおっきなおっぱいをひたすら揉む。

「キャハッ♪もっと、もっと!モミモミして〜♪」

「だ、だ、で、で、でるぅ・・」

「あーら。もうイキそうなの?でもイかせてあげない。射精させないで、イかせてあげるわ。」

え、そんなことできるのか?

考える間に射精欲求が、肉棒を支配する。

「あうあう、イクッ!」

早すぎるこんなの!!

じわーっと、イきたい気持ちでさきっちょがただれていく。

ギュウッ。

肉棒が、彼女の腰と手でますます圧迫される。

気持ちいいけど、多分、もう限界。これ以上圧迫されたら・・ちぎれ・・

そんな僕の意思と無関係に、おちん○んは暴発した!!

ビクン!!

「あうん!」

「キャハ♪可愛い声ね♪これから毎日鳴かせてあげる♪」

僕はベッドで弓なりになった。

ギュウウウ、ビクン!!ビクン!!

一発目の射精感が新たな射精を呼び、僕は更に二度、射精感を味わった。

「うふ。どう?あなたが今経験したのは、精子を出さない絶頂よ。射精する瞬間に、尿道を圧迫するから、精子が外にでてこないの。」

「はぁぁ、すごく気持ちよかったぁぁ〜」

「気持ちいいかわり、おちんち○にとっても負担かかるの。だって、尿道を潰して精子を堰きとめて、逆流させるんだもの。」

「はぁあ、そんなことどうでもいいです。いっぱい今のしてください〜・・」

「まぁ。おバカさん。そんなにイイなら、してあげるわ。おちんち○ズタズタになっても、知らないからね♪」

「もっと、もっとシテ・・いっぱいシテ・・」

彼女は手と腰の圧迫を緩めた。

「フフフ、漏れてない・・しめしめ、作戦どおりね♪」

そのつぶやきは、僕の耳には届かない。

彼女は再び肉棒への圧迫を強め、手と腰でしごき上げる。

「ほおら♪ほおら♪だんだん理性がなくなってきたでしょ?あなたはどんどん淫魔に堕とされていくの。今は、私の体のことだけ考えて・・。おちん○んは大丈夫、傷つけない程度でやめてあげるからね♪」

「は・・はい・・」

あ〜、ミルバ様の素股気持ちいい・・

この水着も体も、大好き・・

「ミルバ様の体・・好き・・」

「ほら、それが本音でしょ♪あなたの想いに純粋なところなんてないんだから。悲しいね。」

「ちっ・・ちが・・」

ニュプッ、ニュプ、ニュプ!ニュプ!!

カリと棹の同時責め。

真っ赤に怒張し、これ以上ないくらい傘を大きく張ったペニスは、ミルバの綺麗な指と手の平、そして股にしごきあげられている。

またしても、射精が近づいてくる。

ウウッ!!イキたい!!

水着にザーメンぶっかけたい!!

「はぁぁ、ミルバ様!!水着にかけさせてください〜!!!」

その叫びを聞いて、ミルバは腰を激しく動かして、ペニスに擦りつけた!

ダメッ、イくぅ!イっちゃう!!

ギュッ!!

彼女の手と腰で、ペニスが一瞬だけ圧迫される!!

ビクンッ!!ビクン!!

快楽が、全身に広がっていく。

気が遠くなった。気絶する一歩手前。

文字通り、逝きそうだ。

「お願い、お願いです、失神する前に、イかせて!!お願い、お願い・・」

「そんなに求めなくても大丈夫よ。あなたの気持ち、ちゃんとわかってるからね♪」

ミルバはすっと腰を上げる。右手も解放し、ペニスを自由にした。

ただちに天井を指す僕のムスコ。

ミルバは膝で立って、水着の股の部分をずらし僕に性器を見せつけた。

毛が完全に剃られた性器。

はじめて生でみた、若い女の子のおまん○。

ピンクの愛液が湧き出していて、太ももをつたって幾つもの流れを作っている。

「ほおら♪気持ちよくなって、抵抗できないでしょ?たっぷりイかせてあげるね。」

何をするか分かった。

でも、行為が魅力的すぎて抵抗できない。

こうやって、皆、淫魔に食われていくんだ。

僕、世界で一番好きな人に犯される・・

「ねぇ、ダーリン、私のふとももに触って。」

僕は言われるまま、左右のふとももに手をあてた。

「気絶してもいいけど、舌かまないようにね。さあ、幸せの世界に連れて行ってあげる☆」

「お願い、もう、イかせて・・」

ペニスは膨れ上がってる。破裂しそうだ。尿道は精子でいっぱいになってるに違いない。

「はぁ・・ミルバ様・・はやくぅ・・」

「ウフッ、セッカチさんね♪ほおら、今まで我慢した分、全部注いでね。可愛い赤ちゃん作りましょ♪」

彼女は右手で僕のペニスを掴んだ。

ミルバは一瞬、ペニスを性器にあてがって止める。

お互いの粘液が混ざり合うのを見せつけるように。

そして、逃げないように手でペニスを固定し、静かに腰を落とした。

肉棒がゆっくりとミルバの性器に呑まれていく。

暖かなぬくもりと、ヌルヌルとした肉のパイプの中へ。

膣肉を広げながら・・・入っていく。

僕の欲望も愛も何もかも包んでくれている。

僕のすべてを、受け入れてくれてるんだ・・

「ああッ!!・・いい・・あなたのこと好きよ・・」

ズニュ・・

とうとうペニスは根っこまで入った。

「ハァ・・ヒデ、ヒデ・・離さないからね・・」

好きな人と一つになれた。

嬉しい・・

僕の両目から暖かいものが流れ落ちた。

僕は目をつぶって、これ以上それが溢れないようにした。

黙って、両手をミルバの腰にあてて愛撫する。

「あはぁっ、おっきい。癖になっちゃう。いいよぉ・・」

切羽詰まったミルバの声がした。

「ハァっ、すきよ、すきよ・・私の体たっぷり愛して・・」

肉のパイプの中では、モコモコしたものが動いて、肉棒に触ってくる。

これはなんだろう・・膣壁に凹凸ができてるのか・・

気持ちいい・・これにカリを擦りつければ、いくらでも射精できそうだ・・

二人とも、全く腰を振ってないのに、とっても気持ちよくなっている。

入れてるだけなのに、こんなにイイのか。すごい・・

と、無数のモコモコが僕の肉棒に張り付き、ギュッと圧迫してくる!

ネバネバした無数の指にしごきあげられる気分だ!!

棹もカリも、さきっちょまで、余すところなく柔らかい突起物が愛撫してくる!

1億日間禁欲した後、名器に挿入して射精したかのような快楽とともに、精子が炸裂する!!

僕の性欲と愛のすべてが、腫れ上がった陰茎から発射されたのだ!!

「ぐ、ぐはぁ。」

巨大すぎる快楽を受け止めきれず、意識が一瞬遠のく。

ドビューーーーッ!!!

「あはぁあああ!!ダメッ!!子宮がぁっ!!!アン、いひよお〜!!」

ドビューーーッ!!

「ああああ、あンッ、アンッ、ヤッ、やああ・・ミルクが、叩いてくるぅ〜」

熱い液体が、上から垂れてきて僕の下腹部にかかった。

ミルバが感じている・・

僕も、気持ちよくてイったままになっている。

べヴッ!!!

ビューーッ!!

「ダメッ、お腹叩かないでぇっ!!ヒ、イ、いく、イっちゃう!!イクッ!!」

ドボっと大きなボリュームの液体が、またも僕の下腹部に落ちてきた。

突然、膣のモコモコの動きが激しくなり、その快楽責めも強烈になる。

圧迫も一層強くなった。

射精を続けている僕は、さらにイかされてしまった。

「ぎぇやっ。」

鈍い僕の悲鳴。

ビク、ビクン。

ビューーーッ!!

ビュウ、ビューーーっ!

ドク、ビュルルルル!!

ドクッ、ドクッ・・

ドピュ、ピュ、ピュ。

射精が止んだ。

ものすごい脱力感と充実感、愛情が胸にあふれてくる。

ミルバ、僕、まだ気絶してないよ・・

僕は目を開いた。

窓は開いてるにも関わらず、部屋は二人の愛の香りで一杯。

ミルバは、息もたえだえになって、うなだれ、両手を布団の上についていた。

色白だった顔は、ほんのり赤い。

淫魔も生き物だな。興奮すると血が上って赤くなるんだ。

とっても可愛い。愛しい。

彼女の股からは、洪水のようにピンクの液が垂れて、僕の下半身全体を汚していた。

愛と恵みと豊穣の雨だ。

愛、愛、愛・・彼女の体からあふれ出る液は、全部愛・・

肉棒を責めるモコモコの動きが止まり、圧迫から解放された。

二人とも、呼吸が荒い。

ミルバ、イったのか。

子宮がいいって、そうか、子宮が、弱点なのか。

入れてほどなくイかせることができると分かった。

しかし、そのためにはある程度継続的に射精しなければならない。

つまり、子宮責めをすれば妊娠の危険が極めて高いということ。

逆に、乳房や膣を責めてイかせる手もあるが、僕が先にイってしまう危険性が高い。

このまま『いかせっこ』で負け続けるのは具合が悪い。

僕が奴隷になってしまう。

なんとか、彼女をいいようにイかせる手を考えないと・・

「ハァハァ、イかされちゃったね、こんなにイイなんて、知らなかったの。」

ひょっとして、淫魔なのに処女だったりして?

興味津々、あとで聞いてみよう。

「僕も、おかしくなりそうだった・・」

「今度は膣だけじゃなくて、腰を使って犯してあげるからネ♪ズン、ズンって。」

彼女のミルク絞りパイプの中、僕の肉棒はなおもパンパンに充血してる。

二人ともまだまだやる気満々で、見詰め合っていた。



『妊娠』の二文字が頭にあるのに、僕は淫らな交わりをやめられなかった。

何度も何度も腰で彼女を突いて、愛しあう。

彼女は2回ほどイクと体位を変えた。

正常位で僕らは抱き合い、もっと、もっと愛しあう。

終始彼女にリードされつつ、何度となく子宮の壁に愛のほとばしりを叩きつける僕。

いったい何度キスして、射精したのか分からない。

夢中で彼女と彼女の体を愛し狂った。

そして、その日の昼近く。

僕は射精しながら、気絶してしまった。



ミルバは、気絶した男をなおも抱いた。

膣内に肉棒を収め、文字どおり1滴残らず搾りとったのである。

搾り取ると、ペニスに射精感を与えても何も出なくなった。

ただ膣内でヒクヒクするばかり。

ミルバは抱くのをやめ、男を休ませることにした。

無駄に疲労させる必要もあるまい。

男が風邪をひかないよう、服を着せた。

愚かしい。服を着せるだけで、胸にじわっと想いが広がる。

愚かしい、愚かしい感情だが、これも自分の一部なのだ。

男の傍に寄り添う。男は起きる気配がない。

男が起きるのを待つうち、ミルバも眠くなってきた。

わずかの時間眠ると、ふと、気配で目を覚ます。

「王女様。」

「誰か。」

「伝令にござります。」

爆発とともに、目の前に下級淫魔が一匹。

「何用か、申せ。」

「ここに、女戦士3人が向かっております。」

「何者か、いつ着くか。」

「いえ、それが・・」

伝令の歯切れは悪い。

「どうした。」

「障壁を張り我々を近づけさせないのです。3日か4日後に女戦士3人が到着する以上のことは、申し上げられません。」

「ほお。狙いはやはり、こやつか。」

「はい。そのお方かと。」

美しいミルバの顔立ちがたちまち険しくなる。

「返り討ちの上、八つ裂きにして夜の蟲どものエサにしてくれるわ。・・報告ご苦労。下がってよいぞ。」

「はっ。」

下級淫魔は、火花を伴った煙と共に姿を消した。

ミルバは面白いことを思いついて、笑みを浮かべた。

出産が遅れてもいい。

ヒデマロを弄んでやろう。

自分の手で、右に左に転がすのだ。



ツンツン。

とがったもので頬が突かれる感覚。

僕は目覚めた。

「アハッ♪やっと起きた♪」

呼吸すると、頭がぼおっとなるような匂いが入り込む。

香水の匂いとメスの匂いがまざった濃厚な香り。

可憐な少女を思わせる匂いと、肉体的な悦びを具現化させたような匂いの混合。

部屋は薄暗く、テーブルの上や壁のランプが、静かに光を投げかけている。

ミルバは寝巻をきて僕により添っていた。

僕も寝巻を着ている。

「僕、また、気絶したのか。」

ミルバは僕の顔を覗きこむと、軽くキスをする。

ミルバの美しい顔立ちに魅せられ、今度は僕がキスを求める。

僕は彼女の腹に手をあて、甘いディープキスに浸る。

しばらく僕らは、ディープキスと軽いキスを繰り返す。

僕ら、愛しあってる・・

満足するとミルバは僕の体から離れ、うつぶせになって僕を見る。

そして、微笑んでいった。

「あなたが気絶したって、私は、気にしてないわよ。むしろ、今まで純潔を保ってきた証拠と思ったけど。」

「そうだよ。今までこんなこと、したことない。」

「ウフフ、嬉しいわ。心身ともに穢れのない童貞をモノにしちゃったなんて・・ところで。ねぇ。相談があるの。」

「またヤろうっていうの?」

「ううん、エッチはいいの。そうじゃなくて、赤ちゃんのこと。お昼に一杯出してくれたから、今夜卵できちゃうよ。」

「なっ・・」

「ヒデ君、パパにねっちゃうね♪ウフフッ。よりによって、敵の淫魔と赤ちゃん作っちゃったなんて・・エヘへ♪他の人間が知ったら、なんて思うかしら♪」

「うっ・・」

「もう、おそとに出られないね。恥ずかしい〜っ♪」

「た、頼むよ、誰にも言わないで!」

「淫魔の体って、とっても便利なのよ?」

「そ、そうなんだ。・・そ、それはよかったね。いいな、うらやましいな。」

「子宮に溜まってる精子を、下の口から吐き出すことができるの。結構時間かかるから面倒がって、普通はお薬のむけどね。事後処理が必要なときは、皆こうするわ。もし今、私がこれしたら、今夜、卵できなくなるわよねぇ?」

「まさか、そうやって避妊してくれるの!?」

「但し、条件つきで、ね?」

「どんな条件だ・・」

「あなたの救出隊がこちらに向かってるそうなの。お昼ごろ、伝令が来て報告を受けました。ひょっとしたら、ヒデ君、この人たちのこと知ってるんじゃないかなって思って。」

「・・・・」

「知ってるんでしょ。知ってるわよね?淫魔に襲撃された村に向かってくる人間だから、只者じゃないはず。あなたの仲間か何かなんでしょう?」

「・・・・」

「とぼけてもいいわよ。その代わり、明日の朝、私のお腹ぷっくり♪可愛い赤ちゃんが卵の中でおネンネしてるッ♪」

「・・・・」

悪魔じゃ、この娘。

「想像つくと思うけど、この子には、私たちの能力が受け継がれるわ。魔法が効きにくく生命力も強靭なあなたの特性、そして、私の淫魔としての特性を受け継いだ子になるわ。剣も、魔法も効かない女淫魔よ。少なくとも男であれば、何者であっても奴隷にすることができるわ。いいのかな♪産んじゃっても♪」

「わ、分かった、言うよ。」

「ウフ♪但し、嘘いったら、ただじゃおかないわよ。お尻の穴から寄生虫いれて、内臓も脳も貪らせるから。ゆーっくり時間をかけてね。私たちですら目を背けるむごい仕打ち、してあげる・・」

彼女の目元と口元に、わずか一瞬、ぞっとするほど冷たい笑いが浮かぶ。

ゲ・・死・・死ぬ・・

「分かった、分かったよ。僕が知ってる限り、正しい情報を話すよ。」

「うん。出し惜しみしちゃだめよ。そうだ・・せっかくだから、言いやすい雰囲気にしてあげるね♪」

そういうとミルバは、むくっと四つんばいになった。

布団を剥がすと、僕の上にのしかかる!

自分の胸をぴったりと僕の胸板にくっつける。

そして両手を肩に当て、頬を寄せてくる。

「はぁ〜ん♪ダーリーン!愛してるぅ!」

僕の耳に、色っぽい声と甘い吐息がかかる。

ドキドキする心臓に追い討ちをかけるように、彼女は僕の首筋や頬を愛撫する!

胸につまった想いで息苦しくなる。

「あはん♪ダーリンのカラダ、とっても喜んでるね・・でも、心と体は別、ちゃーんと分かってるんだから・・」

「知ってることは全部話すよ、君に誓って。」

「苦しいかもしれないけど、あなたが教えてくれれば、たくさんの淫魔の命が助かるの。私の仲間が死ななくて済むのよ。」

「僕の仲間は、救出隊は、どうなんだ。死ぬの・・?」

「大丈夫。酷いようにはしないわ。あなたの愛に誓って、約束します・・」

うなじと頬への愛撫が続いている。

思い切り、今の誓いを破って欲しい。

そうすれば、僕は、この人を一太刀のもとで倒すことができよう。

しかし、もし、この言葉が偽りのないものなら、僕らは理解しあって共存できるかもしれない。そんな気がしてくる。

いや・・頭を冷やすんだ。相手は淫魔。悪魔なんだ。

愛撫が止む。

「救出隊は3人、女戦士だと聞いています。あなたはそれ以上のことを知っているでしょう。」

彼女は落ち着いた口調で話した。

今までの声に満ちていた、誘惑的でこびるような雰囲気はない。

「僕の勘が正しければ、彼女は僕と同じ世界からやってきた3人の少女。モエ、ミサオ、ハルカだ。皆、意思が強い魔法戦士だ。淫魔に対して、強い敵意を抱いている。何度か、女淫魔を倒したこともあるようだ。」

「男淫魔を倒したこともあるのかしら。」

「それはどうかな。仮に戦うとして、彼女たちなら、勝てそうな気がする。僕と違って、情に流されるようなことがないからな。どんなに好みの男淫魔でも、殺してしまうだろう。」

「話して分かるような相手ではない、ということですね。」

「そう。3人だから、別々に相手にすべきだろう。魔法騎士といっても、腕力や魔法といった純粋な攻撃力は、僕よりずっと下だ。3人あわせても、僕の攻撃力に勝らない。彼女たちは、暴魔や術魔を相手にする子じゃないんだ。あくまで淫魔と戦うのが仕事なのさ。」

「特化している・・と?」

「ああ。一つ注意点がある。3人が信頼の絆で結ばれていること。これは、危機に陥ったとき、強い力をうむんだ。」

「快楽や情では、打ち砕くのが難しいかしら。」

「それは分からないが、いずれにしても、3人を各個に撃破することが望ましい。1人がピンチになっていても、誰も助けにこなければ信頼も役にたつまい。」

「3人は、どんな人間なのですか。」

「リーダー格のモエは、男勝り。3人の中で一番剣技に優れた女の子だ。ポニーテールの背の小さい女の子。正義感が人一倍強く、妥協しないタイプ。」

「そういう子は、力でねじ伏せるのが一番かしら・・」

「チームの知恵袋はハルカ。頭脳明晰で沈着冷静。ショートカットでめがねの女の子。腕のたつ魔法使い。おとなしくてやさしい子。」

「まぁ。その子には、男淫魔の棒攻撃が効きそうね・・」

「そんなところかな。」

「あら、もう1人は?」

「もう1人は、ミサオ。長い髪の、女の子だよ。」

「長い髪?ふーん、ひょっとして、あなたの好みの子かしら。」

「その子には、絶対、酷いことしないで欲しいんだ。」

「分かりました。そのようにしましょう。まあ、情報としては、充分かしら。後は、明日の夜、対策を考えましょう。」

「返り討ちにする気なんだな。」

「そうよ。明日、また交換条件で対策を考えてもらいます。いいですね。」

ムム、妊娠を交渉道具に使う気なのか。恐るべし、淫魔。

「だから、明日は朝から晩まで、気兼ねなく射精していいから。ネッ♪」

僕、これからどうなるんだろう。

そして、さらに気になるのは、先ほどから僕の肉棒が半立ち状態にあることだ。

「なぁ、ミルバ。」

「晩御飯?お腹が減っているのね。」

「いや、そうじゃなくて、その・・」


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