『悪のヒロインとエッチしましたが何か問題でも?』

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本SS(短編小説)は、2011年から2015年ごろまでwisper様に掲載されていた作品です。
挿絵については、絵を制作された鈴輝桜様に許可を頂いて掲載しています。

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二人は、路地裏の雑居ビルの間を縫って歩いて行く。

通りを二つ横切ってミカが足を止めたのは、やたら年季の入ったアパートだった。

築30年くらいだろうか。

4階建てで、自転車がいくつか無造作に置いてある。

「ここは?」

「あたし、ここに住んでるんです。」

グラビアアイドルそっくりの美少女に似つかわしくない建物。

ユウキは違和感を覚えた。

「ここの二階に部屋があるんです。」

そう言うが早いか、ミカは彼の手をぎゅっと握って微笑んだ。

「さあ、こっち・・・」

ミカの誘いに抗うことができない。

心臓の鼓動が高鳴ってくる。

(まて、落ち着け。何かおかしい。急に知り合った女の子にここまで親しくされて。)

頭でそう思っていても、手をひかれるままだ。

外に露出する螺旋階段で二階に上がる。

外の階段と建物内の廊下をつなぐドア。

ミカは慣れた様子でドアを開ける。

建物の内部はユウキが思ったほど酷い状況でなかった。

雑然としているものの、どの部屋にも人が住んでいるようで生活感がある。

外から入って三つ目のドアに、ミカはカギを押し込んだ。

ミカがドアノブを引くと、部屋の中から甘く濃い香りが漂ってきた。

「どうぞ。」

「なんだかすごくドキドキしてきたよ・・・」

「あはっ、もっとドキドキさせてあげるよ?」

「えっ・・・」

先ほど手を握られてから、我慢汁の分泌が止まらない。

ドクドク、ドクドクと半勃ちのペニスから漏れ続けている。

玄関に入る。

中は整理されているが、狭かった。

6畳の部屋にベッドと丸い机が置いてある。

机の下にカバンを置くユウキ。

椅子に座ろうとする前に、ミカが近づいてきた。

「うふふふっ。ユウキさんに来てもらえて嬉しいです。」

幸福そうに頬を朱に染めて、ミカはさらに一歩踏み込んでくる。

「あたし、ユウキさんに一目惚れしちゃったんです。」

そのまま抱きついた。

ユウキの全身はミカの体の感触に包まれた。

香りと温もり、肉付きのよい豊かな柔らかさがユウキの五感を飲み込む。

胸元にミカの頬が押し付けられた。

「あぅっ!?」

「前に、ユカリちゃんとユウキさんが話してるのを見て、ユウキさんって素敵だなって思って。それからあなたのこと、忘れられなくて。」

ぎゅうっとミカの腕が締まり、手のひらで彼の背中を愛してくる。

「あたし、我慢したんだけどできなくて。本当は北高校にいる友達に紹介してもらうはずだったんだけど、それまで待てなくて・・・」

顔をあげた彼女の必死そうな瞳が、ユウキの理性を吸い込む。

「ユウキさんのこと、好きで好きで仕方ないんです。身も心もずっとあたしだけのモノにしたい・・・」

「あ、あうぅ・・・」

「ユカリちゃんとは友達の関係なんでしょ?ユウキさん、まだカノジョいないんですよね?」

「う、うん・・・」

「じゃあ、ミカをカノジョ兼ヤリ友にしてください。」

『ヤリ友』という一語を聞いてユウキの唾液が口元から漏れそうになる。

「死ぬまでハメハメしちゃうくらい、あたしの体は気持ちいいんです。だから、ね?」

堪らなくなって、ミカの唇を求める。

彼女はユウキのうなじに手をあてて、軽くキスし唇を離した。

「とっても気持ちよくしてあげるから。ベッドにいこ?」

口から心臓が飛び出そうなくらい、激しい胸の鼓動。

抱き合ったまま、ゆっくりとベッドに近づく。

ミカはユウキから離れ、ベッドの縁に腰掛ける。 魂を抜かれたように立ち尽くす少年の目の前で、制服を脱ぎ始めた。

「オトコの子だから、こういうの大好きだよね?」

赤いスカーフ、セーラー服、スカートが次々とユウキの足元に落ちていく。

「どう?興奮します?」

そう言うミカは、紺色のブルマが魅力的すぎる体操服姿になっていた。

「うん、すごい・・・」

「精子、いっぱいヌいてあげるからあたしのこと好きになってくださいね。」

嬉しそうに笑うと、ユウキのベルトを外してズボンとトランクスをズリ下ろす。

「あら、もうカチカチになって。せっかちなおチン○さん。」

天を仰ぐペニスに白く美しい5本の指が絡みつく。

さらに5本が、ぶら下がる2つの玉袋を撫で回す。

「うふふふ・・・」

ペニスを握ったミカの右手が、優しく前後運動を始める。

見せつけられる紺色ブルマと豊かな生脚。

白いシャツが隠しきれない豊かすぎる胸の膨らみ。

恥じらいなく、自信に満ちた表情を浮かべる端正な顔立ち。

すべてが魅力的すぎて、ユウキはどこを見ていいか分からないくらいだ。

「しっかりセックスもさせてあげるから、安心して射精していいわよ。5、6発出してもまた勃起させてあげるから。」

亀頭の先端は大粒のカウパー液を吹き出す。

「あたし、すごく上手だから身を任せてください。最高にイイ気持ちにしてあげますね。」

ミカの両手の動きが忙しなくなる。

精子を搾り出そうとしてくる右手のピストン運動がたまらない。

小刻みに指一本一本でくすぐるようにしながらも、興奮した膣のように、間隔をおいてギュッギュと締め上げくる。

「うっ!ううっ!く、くううう・・・」

「どお?気持ちいいでしょう?あたし、すっごくビッチなの。おちん○○なんか、何本イカせたか分からないんだから。」

ユウキの股間に快楽が刷り込まれるに従い、亀頭から溢れる我慢汁の量が増える。

「んふふふっ、いっぱいお汁漏らしちゃって。スケベビッチの慣れた手コキが、そんなにいいの?精液を搾りとってほしい?」

「は、はいっ。」

「じゃぁあ〜、タマタマに溜まったミルクいっぱいヌいてあげますね〜。」

左手で玉袋をこねくり回し、右手で竿を激しくしごいてくる。

括約筋はなんとか緊張を保っているが、いまにも緩んで尿道に精液を漏らしてしまいそうだ。

「さーて、トドメね。」

亀頭に口を近づけてくるミカ。 ユウキは思わず期待して、ペニスをシコられている最中であるにも関わらず、腰を押し出す。

期待通りだった。

ぱくっと口を開いて、パンパンに張った亀頭を口内に導く。

ネットリとした唾液に包まれて、ペニスはミカの頬と舌に責められる。

鈴口から亀頭の裏筋にかけて何度も激しく擦ってくる。

その甘美な責めにユウキは耐え切れない。

括約筋が緩み、射精の快楽に頭が真っ白になる。

ユウキが呻いた直後。

鈴口が精一杯開いて、ヨーグルトのような濃い白濁液を吹き出す。

ビューーーーーーッ!

ビュウウウウウウ!

ビュクッ!ビュクッ!

ビュクビュク!

美しい少女の口内に、これでもかというくらい精液を撃ちまくるユウキ。

射精の最中ブルブルと震え、ミカの肩に手をあてて姿勢を維持する。

ミカは、ごくっと何度か喉を鳴らして、口に溜まった精をおいしそうに飲み下す。

一頻り飲むと、ペニスを口から解放した。

細く透明な糸が唇と亀頭の間に幾筋も伸び、そして千切れた。

「んふふっ、なかなかの味だ。もっと頂くぞ・・・」

「ハァハァ、ゼェゼェ・・・」

口から吐き出さたペニスは、急激に生気を失ったように萎れていく。

「今から恋人だよ?恋人兼ヤリ友。いいよね?」

「い、いいの?本当に?」

「精液をあたしにくれるなら、お嫁さんになってあげてもいいんだけど。」

「本当!?ゼェゼェ・・・ハァハァ・・・」

「ほんと。でもあたしをお嫁さんにしたら、エッチ以外のことに興味なくなっちゃうかも。」

「いいよそれで・・・」

「ねぇねぇ、今度はハグハグしたいな。」

ミカはベッドの中ほどに座ると、股を開いた。

柔らかそうな内股の肌がユウキを惹きつける。

「もっともっと、君の精液ほしい。だから、来て・・・」

ユウキがミカの側に座ると、魅力的すぎるその両脚で彼の背中を捉える。

「うふふっ!”だいしゅきほーるど”だよ。」

「嬉しいよっ。こんな可愛い子にこんなことしてもらえるなんて。」

「セックスする前に、もー一回、精子ヌかせてね?」

「うん、何回でも・・・」

「そんなに何回もしたら精子なくなっちゃう。ふふふ・・・」

ミカは脚をユウキの背中に絡め、腕で肩を抱く。

「いっぱい愛してほしいの。愛であたしのお腹が大きくなるくらい、ね。」

獲物をその腕に捉えたカマキリは、己の食欲を満たすための行為に移ろうとしていた。

「精液、いっぱい、いっぱい掛けてほしいの。ユウキ君が干上がっちゃうくらい。いいでしょ〜?」

「むほほほ、ミカちゃんのためなら何度干上がってもいいよ!」


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