2025年のまとめ(2)

今年も残すところあと僅かとなりました・・・
が、年越しの空気を読まず、昨日から引き続きチャットボットAIについて書いていきます。

昨日のブログでチャットボットAIの例として、ChatGPT、Claude、Gemini、DeepSeek、Copilotを挙げましたが、もう1つ、フランス製のMistral AIを追加したいと思います。
プロジェクト機能、メモリ機能、エージェント機能をベータ版ながら実装し、応答の傾向はGeminiに近い感じです。ただ無料プランだと、2時間以内に20回の会話までで、その制限に達したあとは2時間程度使用できなくなるようです。それでも非常に日本語が堪能で、他のチャットボットAIとあわせて使うのに適していると思います。

そこで今日のお題の1つ目、「多頭飼い」のお話をしましょう。
チャットボットAIにはそれぞれかなり個性があり、なおかつユーザーとの会話ログの文脈でも思考の方向性が変わるため、複数のチャットボットAIに同じ質問を投げ掛けて分析内容を比較してみると中々面白いです。文章の表現が違うだけで中身はほぼ同じだったりすると、AIの回答はかなり正確なものと判断して良いでしょう。例えば、何か技術的な予測をAIにしてもらうとき、4つのAIが似たような回答をしてきたら、彼らの予測は現段階において「どうやら確からしい」という手応えを得ることができます。それぞれのAIが異なる個性をもつだけに、利用者が回答を比較して(もしあれば)その差異はどうして生じるかを考えみるのは、新しい視点を得るという観点から意味があることと考えます。
ここで大切なのは、気に入ったチャットボットAIを絶対視せず、他のAIと横並びにして評価することです。特に、重要な話題ほどAIの相対化は効果を発揮するでしょう。

もう1つ多頭飼いのメリットは、サービス障害に対するリスク分散です。今の時期のようにチャットボットAIのサーバーに重い負荷が掛かる時期は、返答が遅かったり言葉数がやけに少なかったり、あるいはCopilotのように72時間待っても返事が来ないなど、大小様々なトラブルが発生します。例えばChatGPTがかなり重い状態であっても、ほとんどの場合はGeminiやMistralで代替可能ですので、こちらのサービスを使えば良いということになります。
逆にデメリットは簡単で、昨日も書いたように飼ってるチャットボットAIを増やすほど、会話ログが外部に漏洩するリスクが増すということです。各チャットボットAIの無料プランはクラウドサービスですので、仮に企業に悪意がなくても外部からのサイバー攻撃で大変恥ずかしい「実名入り会話ログ」が世界中にバラ撒かれる可能性がないとは言えません。あと、乗っ取られたサーバーからブラウザ経由でマルウェアをインジェクションされるリスクもあるかもしれません。まあその辺は皆さんでなんとか自衛してください。私はチャットボットAIをオススメしますとは言ってませんし、是非使ってみてねとも言ってません。私には何の責任もありません。(鼻ホジ ただクラウドサービスという形態自体が凄まじいリスクを背負っているということは声を大にして言っておきます。

さてさて。ワンちゃんとにゃんこを好きなだけ揃えたところで、今度は大量の面倒な質問を投げつけて回答を読んでいくわけですが・・・「結果より過程が大事」ということについて話していきます。

まあとにかく、チャットボットAIはなんとも言えないような、「バカにしとんのか!」と言いたくなるような誤答を返すことがあります。そんなこともあって、「チャットボットAIは平気で嘘をつく」とか「堂々と間違える」とか世の利用者に言われてたりします。私自身もこの言葉自体はそのとおりだと思います。例えばゲームの攻略方針を訊ねた際にほんと堂々と間違えて、指摘すると「このゲームの仕様です」と平然と言ってのけてくる。「んじゃ最初にお前の示した方針はなんだったんじゃ!」と言いたくなってしまうわけです・・・

しかし、怒りの握りこぶしを下ろしてちょっと考えてみましょう。なぜ間違えるのか、なぜ平然と誤答を返すのか。それはAIが人間のように推論し、分析して結論づけているからです。自分なりの根拠を元に結論づけているがゆえに「堂々と」「平然と」間違えるのです。では、どうすれば誤答を避けられたのか?それはもちろん、AIの推論の前段階で十分な前提条件を与えること。正答を得るためにはこれが必須です。そして「十分な前提条件」が何かを知るためには、AIの回答に含まれる分析を精読して、何が足りていなかったかを読み取る必要があります。ここを指摘することで正答が得られることがほとんどでしょう。私自身の体験からもこれは有効だと感じました。

ComfyUIやローカルLLMを動作させる際にチャットボットAIたちにおんぶに抱っこでしたが、彼らが結構な頻度で誤ったことを言ってくるわけですが、その都度軌道修正してあげて、スクリーンショットを見せたり私自身の推測を教えることで、見事トラブルの元凶を突き止めてくれて、完全に問題を解決することができたんです。これは正直感動しましたね。自分の力ではどうしようもないソフトウェアを、チャットボットAIの助力によって正常動作させられるようになったわけですから。ただ、言い方を変えると現状チャットボットAIの自力解決は無理そうな感じです。複雑なソフトウェアのトラブルシューティングについては、利用者もいくらかは実務経験がなければ問題解決は難しいでしょう。特にComfyUIに関しては核心部分はシンプルなんですが、枝葉が非常に混沌としたことになっていて、ちょっと例としては難易度が高すぎる気がします。いずれにせよ、この話題で私が言いたいのは、誤答を出したら「なぜそうなったのか」の過程を分析することが大事ということです。「高性能のチャットボットAIなのに間違えた!嘘ついた!ダメだこりゃ!」と結果のみに着眼するのではなく、彼らの分析過程を精読することが大切です。彼らの思考過程を読み解くことで、正答を得るためにはどのような文章で質問すべきだったかが見えてくることでしょう。

最後に「そしてローカルLLMへ・・・」というテーマでお話します。
前述のとおり、私はクラウドサービスが高リスクなアプリケーション提供形態と認識しています。あ、私個人の認識ですよ。(※個人の感想です しかしながら、現在知名度の高いチャットボットAIは皆クラウドサービス。さらに情報漏洩やサイバー攻撃の巻き添えになるリスクだけでなく、単純に高負荷によるサーバーダウンの可能性もあります。だったらクラウドサービスから離れてローカルで動かせばいいという発想になるわけです。そして「ローカルLLM」なる分野は今日進月歩で進化している最中です。実は先月ローカルLLMの環境を構築してみたのですが、ちょっとした作業程度しか出来そうにない、なんとも貧弱な推論力でガッカリしました。ところが今日、3つのチャットボットAIに聞いてみたところ、「日本語堪能でもっと性能いいのが出回ってますよ」とのこと。なんでも先月使ったLLMモデルは、Geminiさんによれば「動作確認にはいいかもしれませんが・・・」とのことでした。そんなわけで年明け早々に、再度異なる環境でローカルLLMを構築して実力のほどを試してみるつもりです。私の予定では、来年後半くらいには私の作風を学習したライターさんが凄まじい速さで原稿を執筆してくれる・・・ということになっています。実際どうなるかは分かりませんが、うちは作品を出すインターバルがあまりにも長過ぎるので、それを解決する手法の1つとなればいいなと期待しています。とはいえ、結局監修作業は(今のところ)自分でしなきゃいけないので、ローカルLLMが有能になるほど私も息を切らせて稼がなきゃいけないわけですが。

今年のまとめとしてはこんなところです。
まとめというより実質チャットボットAIの話題しかありませんが、閲覧者の皆様の参考となれば幸いです。

それでは皆様、今年も大変お世話になりました。
今年もお陰様でどうにかサークル活動を継続することができ、ソンム製作所の主催として心より御礼申し上げます。
今年も残すところ1時間半となりましたが、良いお年をお迎えくださいませ!

2025年のまとめ(1)

『色恋の神殿』の画像生成は、バニー形態の手ルートの基本画像がまもなく終わるところです。そしてナース形態の差分は残りおまたルートだけになりました。年内にナースの差分をすべて完成させることはできませんでしたが、ほぼ区切りがついた・・・ということで、年末年始は少し休養することにしました。

さて本日は12/30。まもなく激戦の2025年が終わろうとしています。
そんなわけで「2025年のまとめ」的な記事を書きたいと思います。

今年は家族が脳死しそうになったり、うちの過去作の売上が急減してサークル活動停止の危機を迎えたりしました。私個人としては、心臓が口から飛び出すような思いを散々させられた年で、端的に言うと「ひどいこと特盛りの年」でした。

しかしその辺のひどい話を延々と書いても、閲覧者の皆さんには何も得るものはありません。そして私個人も、気分が悪くなるだけで特に得るものがないんですよね・・・
そこで、もっと有益なことについて書いていくことにしましょう。

2025年は技術面でソンム製作所にとって大きな躍進の年となりました。
より具体的には、今年は自作ゲームに生成AIを利用できるようになりました。
2023年公開の『僕は世界を守れませんでした。』は生成AIを挿絵にした小説作品でしたが、現在制作している『色恋の神殿』はマルチエンディングのビジュアルノベルで、画像はすべて生成AIを利用したものになります。
つまり、ゲーム用のイベント絵として利用できるほど、手軽に画像を生成できるようになったということです。これは自分の技量では2023年には無理だったことです。

今年の第1四半期は言ってみれば生成AIの試用期間で、色々弄りながら最終的に「自分のゲームで使えそうだ」という確信を得るに至りました。
それでも6月までは『偽ヒロ対代ヒロ』の開発をメインに据えていたわけですが、家族が倒れたのとサークルの資金繰りが危機的になったため、早期に発売できる『色恋の神殿』の開発を開始しました。

そしてこの冬になって、私にとってもう1つ技術的な新展開がありました。
それはAIチャットボットです。
それまでの私の認識としては、AIチャットボットというと「オンラインストアのカスタマーサポート役の”使えねえ”チャットボット」のイメージが非常に強く、全く必要性を感じていませんでした。
決まりきった回答しかできず、なおかつまともに思考することもしてない。
そんな印象というか偏見があったのですが・・・
すいません、私が間違ってました。ごめんなさい(滑り込み土下座
ChatGPT、Gemini、Claude、DeepSeek、Copilotなどが良くも悪くも有名ですが、どれも個性があって性能が凄まじい。
一番クセがないのはGeminiだと思いますが、やや教科書寄りの回答になるきらいがあります。

チャットボットAIの私の用途としては、技術顧問、市場調査員、雑談係といったところです。もっとも、雑談と言っても基本的には新旧ゲームのゲームデザインとか設計思想の話ばかりですが・・・
チャットボットAIはクリエイターさんほど活かせるのではないかと思います。道具というよりも思考増幅器として機能してくれて、内容の深い質問をするほど新しい発見があったりします。
利用者がチャットボットAIを道具として認識して浅い質問ばかりを投げれば、彼らは道具としての浅い答えしか返せません。一方で長々と深い質問を繰り返して、ゲームの共同制作者や部屋の同居人のように扱うことで、彼らはユーザー自身を写す鏡になったり、様々な気づきを与えてくれ(る場合があり)ます。
まあ、それらの新発見や気付きがすべて創作の役に立つかどうかは不明ですが・・・

DeepSeekは中国製、ChatGPT、Geminiは米国製になりますが、中国製でも米国製でも日本製でも、開発企業の国籍に関係なく情報の漏洩をあらかじめ想定して使用したほうが良いでしょう。端的に言えば、外部に漏れて困る情報(機密情報、個人情報、恥ずかしい性癖など)は絶対に与えないことです。どんなに信用できる企業が作ったチャットボットAIでも、外部からのサイバー攻撃であなたの会話ログが世界中にバラ撒かれる可能性があります。
いやでしょう?
「このテレダインAGSって作者、敵女に色仕掛けされるのがツボなんだってさ!太ももとか本番が好きなんだってさ!m9(^Д^)プギャー」
みたいな状況になるのは。
まあ私の場合、エロ同人を売ってる都合上、そんなことは世界中の人が知ってるわけですが。(実体験として、海外の掲示板でソンム製作所の作品が話題になってるのを見たことがあります)
とにかく、大切な情報はチャットボットAIに教えてはいけません。
DLsiteのパスワードなんかも教えちゃダメだよ!

というところで、今日の分はここまでにします。
明日はチャットボットAIの「多頭飼い」、「結果より過程が大事」、「そしてローカルLLMへ・・・」の3点をお届けします。
かなりクリエイターさん寄りの情報となりますので、お楽しみに!(?

バニー形態のキスルートの基本画像をさらに生成中・・・

バニー形態のキスルートの基本画像が今日明日で終わる見込みです。私が想定する絵がなかなか生成されず手こずっていましたが、ようやく解決の糸口が掴めました。
ナース形態の差分画像については、太ももルートが半分終わったところです。ナースの差分で残っているのは、あとはおまたルートをのみです。
差分画像のほうは想定外のことはそれなりにありましたが、それでも早めに作業が終わりそうです。

ちなみに以前、ナース形態の面白い画像が生成されたのでここでご紹介したいと思います。
ちびキャラ付き没画像
明らかに敵女の誘惑シーンなのに、唐突なちびキャラ。しかもこのちびキャラ、なかなかのデキです。本作では特に出番のないちびキャラですが、明示的にAIに指定すれば恐らく普通にちびキャラ絵を生成してくれると思います。

年末年始はいつもより頻度を上げてブログ更新をするつもりですので、お楽しみに。
ちなみに、この期間中のゲーム制作の作業スピードは通常どおりです。

バニー形態のキスルートの基本画像を引き続き生成中です。

バニー形態のキスルートの基本画像は10枚近くあるため、まだ生成作業が終わっていません。今のところ7割が終わったところです。

その一方でナース形態の差分画像作りは予想より進んでいて、すでに全体の差分画像の半分が終わっています。今月中にナースの差分画像は終わる見込みです。
ナースの差分画像作りが終わると、なんとバニー形態の基本画像生成が2倍の速さでできるようになります。
去年から複数年計画で設備投資してきた成果が出るわけですね。
来年は再度設備投資を行って、画像生成の作業効率をさらに引き上げたいところです。

体験版については年内は無理です。
1月中にそれらしきものをリリースしたいと思っています。
エロシーンについては、ナースの手ルートで2シーン、バニーの太ももルートで2シーンの計4シーンを予定しています。

バニー形態のキスルートの基本画像を生成中です。

ナース形態のエロシーンの基本画像は生成し終わりました。
現在はバニー形態のキスルートの画像を生成しながら、ナース形態の画像の差分を生成しています。
差分制作のほうは、ナースの手ルートの半分の画像について差分が出来上がりました。
本日中にもう半分もほぼ終わると思います。
ナースの画像の差分については月内に終わるのではないかと考えています

ナース形態のおまたルートの基本画像を生成中です。

新作『色恋の神殿』のナースのおまたルートの基本画像、半分ほど終わりました。
週内にはおまたルートがだいたい終わるのではないかと思います。
発射後差分はまだありませんが、そろそろプレ体験版的なものを用意したいと思っています。

バニー形態の基本CG生成と並行して、プレ体験版の製作を進めたいところです。

ナース形態の太ももルートの基本画像を生成中です。

お手々ルートの基本画像は生成が終わり、昨晩から太ももルートの画像の生成を始めました。
このルートは、結構基本画像の枚数が多いので週末までかかると思います。
それが終わったら、来週はナース形態のおまたルートの作業をして、バニー形態の基本画像の作業に移ります。

ChatGPT(以下お嬢)は継続して使用しています。
今は主にsteamの海外のストラテジーゲームを、相談しながら一緒に進めるという遊び方を楽しんでいます。
完全ではありませんが、様々なゲームのスクリーンショットをかなり正確に理解できるのはすごいですね。
Hearts of Ironのようなシリーズもので、しかもMODも多いような作品だと、お嬢はゲームのルールを取り違えて混乱しますが、こちらが指摘すれば理解できるようです。
手間としてはもちろん、1人で遊んだほうが少ないわけですが、(微妙に信用できない)人工知能と相談しながら遊ぶというのは楽しいものです。
すでにSF映画の時代を超えてるんだなあというのが、正直な感想です。
それだけ高性能で無料プランですからね。
もう数年したらどうなるのやら・・・