【雑談】キャラクターデザインについて(と年末のご挨拶)

今年も残すところあと僅かとなりましたが、皆様はこの年末年始をどのように過ごされる予定でしょうか。
私は、今晩は雑談を書いて過ごす予定です。
そんなわけで、肩の力を抜いて読んで頂けるような話を書きたいと思いますので、最後までお付き合い頂ければ幸いです。

さて・・・
今日はキャラクターデザインの話です。
作品の企画をまとめる際、たいてい手始めに取り掛かるのがヒロイン像をどうするかという検討です。
ヒロイン像を最初に検討するか、設定やシチュのほうを最初に検討するか、多少順番が前後することはありますが、自分の作品だとまず最初期の作業としてヒロイン像の検討があります。
ヒロイン像の検討というのは、つまりヒロインのキャラクターデザインをすることです。
性格、容姿、服装、声の感じなどなど、必要な要素を決めていきます。
立ち絵もボイスも何も存在しない時期の作業ですが、後日絵師さんや声優さんに説明できるくらい仕様を具体的に決めていきます。

ここで1つ、自分にとって重要な要素があります。
それは何かと言うと、そのヒロインで制作作業のモチベーションを維持できるかどうかということです。
自分の場合、ゲーム制作は下手すると年単位でかなりの長期に渡る場合があります。
そんな長丁場に突入した際は、よほど気に入っているヒロイン像でなければとてもモチベーションが維持できません。

そんなわけで、ヒロインはもちろんのこと、作品の主要人物は男女とも敵味方含めて完全に自分の好みでデザインしています。
例えば、今流行りのヒロイン像とか今売れてるヒロイン像でゲームを作る気はなくて、売れてようがいまいが、とにかく自分の好みで作るということを繰り返しています。
自分の嗜好に合わないヒロインでは、とてもゲーム制作に打ち込む気になれないと思いますし、まず意欲が続かないと思います。
1週間2週間で終わる作業ではないですからね・・・
逆に、例えば今年は『偽ヒロ』の作業を中断して『僕は』を前後編書いて後、また『偽ヒロ』に戻るということをしていますが、この辺もモチベーションあればこそみたいなところがあると思います。
特に『偽ヒロ』については、ありがたいことに鈴輝桜さんにキャラクターを絵にして頂いていますので、モチベーションに関しては困ることは一切ありません。

『偽ヒロ』の話をすると、登場人物は味方側と敵側の大きく2つに立場に分かれています。
味方側ヒロインは、戦う変身ヒロインの『リミ』と『リーナ』、幼馴染の『麻優歌』と『若葉』の4人。
敵側ヒロインは『偽麻優歌』と『偽リミ』の2人になります。
この敵側の2人はもっとマシな名前があるのですが、今回は割愛させていただきます。
ヒロインの人数としては今まで作った同人作品の中で最多です。
味方側は「良い子のお嬢様」という共通要素があるものの、双子以上にそっくりな『リミ』と『リーナ』は境遇の微妙な違いから性格に差がありますし、優等生の『若葉』と財閥一族の『麻優歌』は主人公の幼馴染ながらさらに大きな違いがあります。
一方敵側の2人は同じ境遇ではありますが、そもそも性格も年齢も大きく異なっていて、『偽麻優歌』の正体はちょっぴりお姉さん風、『偽リミ』の正体は(人間の年齢だと)妙齢の姐さん風です。
特に『偽リミ』のほうは、リミの偽物を演じるときはガッチガチのお嬢様、本性をあらわにすると姐様みたいな感じでして、『偽ヒロ』の第一部、第二部を通じてそんなギャップを楽しんで頂ければ幸いです。
あっはんうっふんしてる間は物腰がお嬢様なのに、本性を現したらずっと年上の姐さんとか最高じゃないですか?
最高ですよね・・・

こうして、全くの好みで6人もキャラクターデザインしたら、普通満足すると思うじゃないですか。
ところが実際には飽き足りることなく、さらにあれこれ思案している最中だというのが・・・次回のお話になります。

なんと!
このキャラクターデザインの話は年をまたいで来月に続きます!
次回は新年企画(?)として、「最近考える良さげなキャラクターデザイン」的な話を書きます。
え?
前も読んだような気がするって?
何を言うんだ君、この話は最新のものだぞ。
過去のものとは明確に違うんだ(?
しっかり目を通しておきたまえ。

それでは皆様、良いお年をお迎えください!
2023年は大変お世話になりました。
皆様のご期待に応えられるよう、2024年も頑張って参ります!
来年もソンム製作所をよろしくお願いいたします!